さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

Graduation 2014

2014年12月16日 16時55分47秒 | Web log
昨日はジョナサンの卒業式でした。

まず、卒業式といっても、次の日にも学校があって、日常は続きます。
ので、あまりしんみりしませんね。感極まって"泣く"人もいませんでした。

日本だったら、子供の成長に感動して、親がまずうるうるしちゃうでしょ。
わたしなんかボロ泣き決定。

でも、オーストラリアでは泣くという方向には....行きません。
雰囲気がそうじゃないからだと思います。

卒業証書もなく、成績表と集合写真と卒業文集が渡されて、校長先生の
お話があって一年を振り返るライドショーがあって、最後にちょっとした
学年全体の歌と振り付けのパフォーマンスがあって、終わり。

1時間半の短い卒業式。仰々しくもなく、とっても簡素。

また、それも良しですが。

短い校長先生の談話の中で「人生に必要な知恵は全て幼稚園の砂場で学んだ」という
20年くらい前にベストセラーになった本が引用されました。

当時、私も読みました。実家の本棚にまだあると思います。

人生に大切なことは

・何でもみんなで分け合うこと

・ずるをしないこと

・人をぶたないこと

・使ったものはかならずもとのところに戻すこと

・ちらかしたら、自分で後片付けをすること

・人のものに手をださないこと

・誰かを傷つけたら、ごめんなさい、と言うこと

・食事の前には手を洗うこと

・トイレにいったらちゃんと水をながすこと

・不思議だなと思う気持ちを大切にすること

と、作者は、本の中で語っているわけですが、校長先生は、これに加えて
「 家族と大切な友達といつも一緒にいること。」と付け加えました。

20年前にこの本を読んだとき、実は、あまりピンとこなかった私。

そして、今回、校長先生の口を通して語られて、この年齢になって初めて
「納得」したわけです。

こういったシンプルだけれど深い意味をもつメッセージは、ある程度の
年齢を経ないとわからないのかもしれませんね...

あんなに小さかったジョナサンも来年からは High School

親の付き添いなしの行動範囲がグンと広がります。

本当に早いわぁ。

あと2日頑張って、小学生最後の夏休みを思う存分満喫して欲しいなと思います。

署名

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