さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

週末の出来事

2015年10月26日 10時59分21秒 | Web log
土曜日、ジョナサンのクラスメート男の子3人がグループプロジェクトの
課題をこなすためにやってきた。

本当にやるのかなぁと思って観察していたら....遊んでばっかり。

男の子...だよ、全く。

でも、わたしは子どもたちが集まってワイワイがやがややっているのを傍で
見ているのは嫌いではありません。

で、案の定、日曜日にまた集まるということになって、解散。

わたしたちは夕方から他のママ友&お友達6人とジョナサン、ベンジャミン、
ベンジャミンの友達2人の総勢10人(全員男の子)で遊ぶ計画があったので、
4時に切り上げて別の場所にむかう。

2時間、トランポリン&トランポリンドッジボールをして、くたくたになって帰宅。

ジョナサンは他の友達とマクドに行って、その後、友達の家に直行。

11時半帰宅。

で、日曜日。

メンバーがまた集まって今度は少しだけ真面目に作業していました。

が、普通に真面目なちょっとリーダー格の男の子Lくんが中心になって作業を進め、
ほぼ完成していたにも関わらず、ちょっと遅れてやってきた転校生Bくん(静かでまじめ、
そして頑固)が、最初はゲームに熱中して作業にほとんど口をだしていなかったのに、
最後になって全てを覆し自分の思い通りにプロジェクトを仕上げた。

もう一人メンバーがいたのですが、これないということでその子は日曜日の作業に
は全く参加せず。

で、月曜日の今日が期限だったので最終的にBくんが持ち帰って仕上げることになった。

帰る間際、Lくんの表情をみたら見るからに不満でいっぱいな顔をしていました。

.....だから、グループ作業はわたしは好きではない。とにかく面倒。

一人でやったほうが早いし、楽だし、やりたいようにやれる。結果も自分に
跳ね返ってくる。

でも、こちらでは結構グループ作業が結構ある。

きっと、結果よりも作業する過程の中で学ぶことに重点を置いているんだとおもう。

お互いに意見を言い合ったり、互いの欠点と長所を見抜いて、自分ができることで
グループに貢献する。多少の不公平は水に流す。

そして結果を分かちあう。

Bくんを車で家まで送っていったのですが、その車の中で私がジョナサンに言った事。

「 グループ活動って、出来る人、真面目な人、完璧主義者が、結局多くのことを
する羽目になるんだよね、やる人はやる、やらない人はやらない。でも成果は一緒に分かち合う。
不公平だって思うけど、世の中って不公平だしね。そんなもんよ。それが現実だって
学んでいくいい機会だよ。大人になって組織で働いたら、こういうことに
毎日向かい合っていかなくちゃいけないんだからね。
いろんな人がいて、そういう人と一緒に仕事していかなくちゃいけないんだから。

Lくんが中心になってやっていたことを最後に全部覆したBくんの仕事の進めかたは
問題あるよね。Lくんはとっても面白くない顔してたけど....結局、自分の
思い通りにしたいBくんは、性格が完ぺき主義で頑固なんだろうし、人に任せられないから、
最後は自分で仕上げるっていって家にもって帰るはめになったけど...
Bくんも学ばなくちゃいけないこともあるね。 」

ジョナサン、どう思ったんでしょうか?

わたしとしては教科書中心で点を取ることが目的の個人中心のアジア型の教育よりは、
よほど現実的な教育方法だと思いました。

署名

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