今日は親戚のお葬式に母と行ってました。
従姉妹の旦那さんのお父さん、という
間柄を説明するのもややこしいぐらいの関係です。
(母からすると姪の義理の父・・・だいぶシンプル)
親戚が集まって座っているので、
始まる前にはあれこれとおしゃべり。
そしたらば。
一番静まり返ったところで母がやってくれました。
景気よく鳴りだす「きよしのずんどこ節」。
はい、携帯の切り忘れです。
始まる前に確認しなかった私も悪かった。
しかし、あのタイミングで鳴るか。
焼香の最中とかであれば、目立たないのに。
かーちゃん、さすがやわ。
今後は重々注意しよう。。。
お葬式といえば忘れられない思い出が2つ程あります。
一つ目は勤務先の役員のお母様が亡くなった時のこと。
当時私は冠婚葬祭部(笑)に勤務しておりました。
百貨店にもまだ連休なるものがあった時代で、
棚卸しもすんでやれやれ・・・の8月末の連休の朝のこと。
9時ごろ直属の上司から電話が掛かってきました。
(携帯のない時代ですよ。はい。(爆))
役員のお母さんが亡くなったから、
どこにも遊びに行かずに自宅待機しておくように、と。
その後、しばらくして出勤するようにとの連絡が再度きました。
会社は連休なので冷房もつかない中、
汗をふきふき、弔辞のお知らせを作成し
各取引先にFAX、FAXひたすらFAX。
FAXしたら終わりではありません。
今度は取引先から電話が掛かってきます。
直属の上司は社長の読む弔辞をせっせと考案。
そんなこんなで一日は終わり、翌日も当然休日出勤です。
その役員さんは身内の少ない人で頼る親族がいないものだから、
葬儀のあれこれを冠婚葬祭部長に丸投げ。
そのため、葬儀場についたら親族控室まで行かされて、
お顔を拝見し、手を合わせる…羽目に。
その後も上司たちと一緒に、生花の並べる順、弔電の読み上げ順、
焼香順序等、親族の仕事を一緒にやり
お通夜の後の食事も親族の部屋でやって帰りました。
勿論、翌日の葬儀も朝から。
焼き場まで一緒に行って、食事もまた親族と一緒です。
休日出勤手当に残業手当もついて、役員からの心づけも頂きましたが、
会社の葬儀の手伝いであそこまでやる必要が何故あったのか。
未だに謎です。
おかげで葬儀というものが客観的によくわかりましたが。
もう一つは現役で役員さんが亡くなった時。
その当時は冠婚葬祭部ではなく、売り場にいました。
デパートの包装紙は宣伝も兼ねていますから、
たとえ持ち込み料を取られても
自分の会社の商品を通夜お礼にしなくてはいけません。
そこで、私のいた売り場に2000もの通夜お礼を発注。
上述の役員の時の実績が1500だったので、
それよりは増えるだろうと見込んで多少多めの注文です。
そんな量の在庫が店頭にあるわけがありません。
しかし、メーカーも配送に出していたら間に合わない。
そこでどうしたかというと。
メーカーの営業さん自らがパッキンを担いで、電車に乗ってやってきた。(爆)
そして、みんなで残業残業残業。
この時も夏だった。
偉いさんの葬式は夏と決まっているのだろうか?
本来なら営業時間終了後に冷房は切れるのですが、
役員のために残っているのだからと直談判に行って
冷房を勝ち取りました。
そこまでしてやり遂げたのに。
なんと1200も返品になった。
ここから得た教訓。
偉いさんの嫁(or母)が亡くなった時は盛大なお葬式になるけれど
本人が亡くなった場合はそうではない。
本人が喪主というのに意味がある。
偉いさんは現役の時に、先に嫁に亡くなってもらいましょう。
あ、そうそう。
きよしくん好きの母はもうすぐコンサートなので浮かれてます。
それで、切り忘れたのかな。(笑)