花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

Transformers

2021年07月04日 | 研究
土肥実験室に集まったのは3代目環境班フローラハンターズ。
課題研究ではいつも水質分析や植物栽培を行っていますが、この日は違います。
6名全員が突然、発表練習をはじめたのです。
とはいっても農業クラブの県大会も終わったし、
研究途中なのでコンクールだってまだ応募すらしていません。
実は東北地方環境事務所(環境省)から環境班に
気候変動に対応する農業技術開発についての講演依頼がきたのです。
本来なら研修会は仙台などで行われるため県外に招かれるようですが、
今はコロナでオンライン。そこで先輩方が開発した農業技術開発や
現在フローラハンターズが取り組んでいる研究を紹介することになりました。
しかし昨年のJr.以外は、発表経験などありません。
オンラインとはいえ緊張するに決まっています。
研修会は7月下旬。夏休み中とまだまだ先ですが、
緊張を自信に変えるには練習しかありません。
そんな理由でこの日は、調査の時間を少しさいて発表練習をしてみました。
発表時間は15分間。このボリュウムなら本来一人で説明するものですが
あえて今回は初陣なので6名全員でリレー。
全員が役割を持つことで責任を感じ、チームが一丸となれるからです。
土肥実験室に響く声。久しぶりに先輩フローラのような活気が戻ってきました。
やはりこうでなくっちゃ環境班じゃありません。
日頃は個々のテーマに取り組む6名が
今、ひとつのチームにトランスフォームしようとしています。
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花占いは当たらない

2021年07月04日 | 学校
ジャガイモの花が咲いています。
この薄紫の花はダンシャク 。メークインはもっと濃くなります。
昔は観賞用の花としてヨーロッパに持ち込まれジャガイモ。
マリーアントワネットが髪に飾ったといわれるように
なかなかきれいな花を塊で咲かせます。
さてこのジャガイモの花。目でも昆虫を誘うネクターガイド(蜜標)が
見えますが、可視光線遮断紫外線透過フィルターなるもので
撮影するともっとはっきり見えてきます。
その姿はまるで6角形の星のよう。同じナス科のトマトも
似たようなネクターガイドを持っています。
課題研究のテーマにすると面白い野菜の戦略が探れるはずですが
当時撮影に使った特殊フィルターはもうボロボロ。
さらに現在は製造中止。廃盤となっています。
また最初から、紫外線カットフィルターが内蔵されたデジカメが増え、
このような特殊写真を撮るのが難しくなっています。
性能向上も良し悪しです。
言葉より写真を見て貰えば一目瞭然なのですが、15年以上も前のデータ。
困ったことにまだ見つけることができずにいます。
ところでジャガイモは花弁が6枚のように見えますが、
キキョウの花と同じように花弁は付け根が繋がっている合弁花。
したがって花占いをすると1回で終わってしまいます。
もし「好き」「嫌い」など恋占いをするなら、
都合の良い方から必ず始めてください。
でもこれで当たるのでしょうか?
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南部太ねぎグッズ

2021年07月04日 | 生物生産科
農業クラブ室でまたまた面白いものを見つけました。
なんと紙袋に「南部太ねぎグッズ」と書かれてあります。
南部太ねぎはご存知、この地域に昔から栽培されていた在来種。
柔らかくて美味しい地元食材ですが、
野菜が収入を得る商品として流通するようになると
この柔らかさが傷みやすいなどネックとなり、栽培が激減します。
ほとんど絶滅状態になっていた状態を救ったのが生物生産科の野菜班。
その活躍は、TOKIOのDASH村でも紹介されました。
今は手に入りにくいものこそ価値があるといわれる時代。
徐々にですが、再び栽培されるようになりました。
このように名農は南部太ねぎ復活劇の立役者のであるため
町が行うPR活動によくお呼びがかかります。
コロナ前は新宿伊勢丹や大丸デパートで出張販売するなど大活躍。
おそらくこのグッズなるものは、そんな校外活動で使うものだと思われます。
確かお揃いの半纏や前掛けなどもあったはず。
コロナが収束したら、野菜班はまたこのグッズをまとって
日本中を飛び歩くことでしょう。
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