花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

立ち位置

2021年07月25日 | 環境システム科
環境班は環境システム科所属の研究チームです。
園芸科学科の草花班だったチームフローラフォトニクスが
環境システム科の新設に伴って移籍。早いものでもう7〜8年経ちました。
しかし移籍してからも実は、微妙な立ち位置の変化はあります。
環境システム科には工業系の生産システム類型と
農業商業系の園芸ビジネス類型の2つに分かれていて
2年次から選択したそれぞれ類型で専門分野を学びます。
この類型は全員が共通に学ぶ課題研究にも関係していて
結成時、環境班は園芸ビジネス類型を希望した人だけが
入ることができる研究班でした。そして工業系の類型を希望した人は
工業系の研究班だけ、どちらの類型からでも入れるのは
施設園芸研究班だけという縛りがありました。
しかし数年前からどの類型に所属していても
好きな研究班に入ることができるよう改革されています。
そんなことで昨年、大活躍したトレジャーハンターズも
今年結成されたフローラハンターズのメンバーも類型では半々。
したがって普段の専門科目では2手に分かれて活動し、
課題研究で初めて一緒になるという混合チームになっています。
同じクラスとはいえ、学習内容や環境が違う類型に所属しているメンバーが
うまく活動するにはコミュニケーションが重要となります。
これは1学期最後の課題研究の様子。類型の違うメンバー同士ですが、
どうやら上手に協力しながら活動しているようです。
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クラウドファンディング

2021年07月25日 | 
世の中はクラウドファンディングばやり。
いろいろな企画がたくさんの方の支援を受けて動いています。
ここに小さなスイカの種子がありますが、品種はピノガール。
マイクロシードと呼ばれる通常の4分の1ほどの小さな種子が特徴のスイカです。
実はスイカ、この15年間ぐらいで生産量も栽培面積も25%ほど減少しています。
そういえば昔と違ってスイカを食べる機会が減ってきるように思います。
スイカが敬遠される理由のひとつが種子の存在。
種子が邪魔になり、食べるのが面倒臭いと感じる方が増えているからです。
種無しスイカという選択もありますが、この種苗会社が考えたのは
種子を小さくすること。種無しではなく、種ごと食べられるスイカの開発です。
先日、初めて食べましたがまったく気になりません。
普及するにあたって利用したのがクラウドファンディング。
全国からたくさんの支援をいただいたそうです。
現在は栽培農家も増え、日本各地で購入できるようになりました。
もし見つけたら一度食べてみてください。
ところでブドウの種子が気になるという人もいます。
気にする人は、種子を吐き出して食べますが
種子の周囲は酸っぱいのでどうしても味が悪くなってしまいます。
昔、大学の先生が「ブドウの種子を食べて盲腸になったり
お腹からスイカの芽が出てきた人は誰もいない。
ブドウとは種を吐き出して食べるものではなく、
甘い実を種子ごと飲み込むものだ」と講義されたのを覚えています。
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