花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

折れちゃいました

2021年07月19日 | 研究
これはキキョウ。水耕栽培で育てるとぐんぐん成長するので
茎の細いキキョウはとうとう倒れてしましました。
それだけではありません。なんとご覧の通り、一部の株の茎が折れてしまったのです。
屋外では根が大地をしっかり掴むので、そう簡単にぐらつきませんが
水耕栽培は根が水中に浮かんでいます。つまり支えているのは茎の部分だけ。
一般に草丈が高くなる切花用の草花などはネットを水平に張って
ぐらつかないようにしますが、フローラハンターズは実験なので
そのようなサポートをしていなかったのが敗因です。
この失敗で植物を物理的に支えている土の役割を
あらためて感じることになりました。
でも折れたのは幸い数ある中の数本。そこで対策を考えました。
方法は先日もご紹介した命綱スタイル。
小説「蜘蛛の糸」ではないですが、上から命綱であるザイルを垂らし
それに捕まってもらおうという方法です。
レスキュー隊の緊急出動です。


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劇的救命

2021年07月19日 | 研究
「劇的救命」とは八戸市の救急救命センターのキャッチフレーズ。
ドクターヘリで駆けつける姿は、よく全国ネットのテレビでも取り上げられます。
名久井農業高校のそばに南部町の病院がありますが、そこにはヘリポートがあります。
そんな理由でよく名農上空をドクターヘリが飛んでいく様子を見ることができます。
さて先日、茎がポッキリ折れてしまった水耕栽培のキキョウ。
命に別状はありませんが、貴重な調査株の大怪我は大問題です。
そこでフローラハンターズの主任研究員は慌ててサポート。
「蜘蛛の糸」方式で命綱を垂らし、なんとか体をだき起こすことができました。
決してドラマティックではありませんが、救命成功です。
湿気の多い場所に、背の高い細い茎。さらに踏ん張る土もないのですから、
折れて当然。よく考えると明らかに人災です。
反省は必要ですが、裏を返すと対処していれば防げたトラブル。
栽培法自体が失敗したわけではありません。
さて名農は今週水曜日にもう終業式。
まもなく夏休みになりますが、気をつけて見守る必要があるようです。
その前に1学期のメインイベントが待っています。
それが明日の体育祭。前日の今日は体育祭の予行となります。
数年前の体育祭、あまりにも急に暑くなり
熱中症で体育祭中に2回も救急車を呼んだことがあります。
今日も熱中症の危険があるぐらい上昇する予報。
コロナはもちろん、各自暑さ対策もしながら体育祭を楽しんでください。
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