花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

夏休みの宿題

2021年07月24日 | 学校
地域の小中学校も夏休みに入りました。
夏休みといえばつきものなのが「宿題」。
その昔、農業クラブで伊奈かっぺいさんを招いて
全校生徒職員に講演をしていただきましたが、
確か夏休みの宿題は計画的にこなすのではなく
休みが終わる直前にやるようにと話されていたのを覚えています。
理由は大人になって困るから。大人の仕事は突然やってきて
締め切りは明日までという理不尽なことが当たり前の世界。
そんな社会に適応するには計画的に取り組んではいけないというのです。
もちろん生徒は大笑い。しかし先生方は妙に納得して今のを覚えています。
さて名農からも地域の子供たちに宿題が出ました。
それが食と科学のコンテスト「アグリチャレンジ」。
サイエンス部門はいつも通りの自由研究ですが、
人気のフード部門の今年のお題は「保存食」。
写真付きオリジナルレシピを考えて応募してください。
公募ポスターにはステイホームを楽しめとあります。
小・中学生なら誰でも応募可能。かつては県外からも応募がありました。
家族でワイワイ楽しく取り組んではいかがでしょうか。
今年の要項を見ると、入賞者は10月下旬に開催予定の文化祭で表彰するとのこと。
もちろん副賞もあるはず。名農からの宿題を楽しんでください。
ポスターはこちらから。要項や応募用紙は
本校ホームーページからダウンロードしてください。
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天井が落ちる

2021年07月24日 | 研究
夏休みに入る直前の馴化温室。
3つの研究がとりあえず終わったので機材を片付けることにしました。
しかしあいにくこの日は東北の梅雨明け宣言がされた日。
なんと気温はぐんぐん上がり、屋外でも30度を突破しました。
ということは温室内はそれ以上。かなり厳しい環境です。
フローラハンターズが本拠地として使っているこの温室は
バイオテクノロジーで生産された洋ランなどを外環境に慣らすための施設。
したがって馴化のステージごとに移動できるよう4つのスパンに区切られています。
その一番手前を打ち合わせ室として利用しているのですが
ガラス温室なので、夏の太陽光が直接さしこんできます。
かつて生物工学で使っていた際も、この光に悩まされたようで
その証拠に見上げると部屋の天井に黒い寒冷紗が張られています。
薄いネットですが、これがあることで少し日差しが和らぎ日陰ができるからです。
この温室を借用して今年で13年目。寒冷紗は結成時からあります。
数年前、紫外線により劣化してネットが壊れ、天井が落ちてきたことがあります。
これでは温室に入れず活動ができません。
そこで当時のフローラは、みんなで机の上にさらに椅子を乗せた台に上がり
天井の敗れた箇所を紐で縫いとめました。
でも張り替えていないので、おそらく触ればまたすぐ壊れるはず。
環境班が開発したユニークな技術は、
こんな怪しく過酷な環境で生み出されています。
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