花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

障害物競走

2021年07月12日 | 研究
期末考査も終わり、名農は夏季休業に向かってまっしぐら。
そういいたいところですが、超えなければならないハードルがあります。
それが体育祭。終業式の前の日に予定されています。
今年はコロナに気をつけながらの体育祭になりますが
3年生はおそらく高校最後のビッグイベントを成功させようと
盛り上がっているはずです。
さてフローラハンターズの課題研究にもハードルがあります。
先月立てた計画では残すところあと2回といいたいところですが
実は野球の全校応援を行うことになり
明日予定されていた課題研究はなくなってしまいました。
野球の組み合わせが先日決まったばかりなので
突然の授業変更は仕方のないところですが
すでに予定されている行事を抱えている部署は対応に追われているはずです。
環境班もそんな慌てたグループのひとつ。
なんとこの日は7月下旬に行われる気候変動の発表会のための
リハーサルを環境省と行うことになっていたからです。
急遽連絡をとって事情を伝えたところ、運良く担当の方は元高校球児。
全校応援のありがたさを痛いほど知っておられるので
講師を担当するメンバーはいませんが、
大人だけで接続リハーサルをすることになりました。
学期末はいつも障害物競走です。
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植物いろいろ

2021年07月12日 | 研究
チームフローラフォトニクスは花壇用の草花であるサンパチェンスを
水上に浮かべ水質浄化を行う活動に数年間取り組んでいました。
サンパチェンスを育成された(株)サカタのタネさんも
水上で栽培できるコンテナを発表しましたが、フローラは方法が違いました。
サカタさんは土の入ったコンテナを浮かべ底面吸水させる間接的な方法ですが
フローラは直接根を水につけてダイレクトに吸わせる方法。
陸生植物に水につけるとはかなり大胆ですが、
それを可能にするのが事前に行う水中根の発生作業です。
容器に浅く水をはり数週間栽培することで、根腐れを起こさない水中根が発生。
これにより陸生植物でも水上暮らしが可能になるのです。
とはいってもどんな植物でも良いというわけではありません。
ご覧ください。左はミシマサイコというセリ科の多年草。
実験のため2ヶ月も水につけましたが、まったく水中根が生えてきません。
同じセリ科でも水辺に生えるセリとはずいぶん違うようです。
それに比べ右は秋の七草で有名なキキョウ。キキョウ科の多年草です。
こちらは白い水中根が発生しています。
今までフローラは何度もキキョウの水耕栽培に挑戦しましたが失敗。
そもそも日当たりの良い草原に自生する植物。多湿は嫌いなので
半ば今回も諦めていました。しかし今回はエアレーションしながら
焦らず気長に準備したところ、初の水中根が発生。
その甲斐あって現在、水耕栽培に成功しています。
十人十色、植物もいろいろです。
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