花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ドッキリ

2021年07月17日 | 研究
夏のように暑い温室で、一生懸命女子メンバーの
研究の準備をしてくれた男子3名。
終わったというので、見に行ってみるとかなり怪しい感じ。
どう見ても不自然で、なんだかテレビの
ドッキリ番組に出てくる落とし穴が隠されているかのようです。
さらに「歩くな」というわざとらしい張り紙も気になります。
主担当の女子が見たらなんというのか楽しみです。
さて学校にはいろいろなお客様がやってきます。
見学と称して学校の施設などを覗かれるのですが
先日、この馴化温室も今度いらっしゃるお客様の
見学施設の候補になりました。
しかしここは何か作物を栽培している温室ではなく
フローラハンターズの隠れ家。運動部の部室のようなもので
外部の方に見てもらうような、そんないいものではありません。
どうしようと心配していたら事前チェックの結果、
馴化温室の見学はなくなりました。
理由は「暑すぎるから」。どうやら太陽が出た時の
高温になった温室に入ったようです。
候補から外れ、ひとまずホッとしましたが、
第3者から見ても、短時間の見学さえ拒む劣悪な環境。
お墨付きをいただき、嬉しいような悲しいような環境班です。
昨日は東北地方も梅雨明け。いきなり30度超えです。
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優れたデザイン

2021年07月17日 | 環境システム科
環境システム科のイチゴ温室です。この水耕栽培システムは変わっていて、
苗を植え付けるパイプがほぼ垂直に立ち上がっています。
感覚としては石垣イチゴ。実はこれ、観光農園用のシステムなのです。
植え付け部が水平ではなく垂直なので
限られた面責でたくさんの株数を確保できるからです。
また背の低い子供は下、そして大人は上と特別説明しなくても
みんなが同時に収穫できるのも嬉しいところです。
人々の行動を変えるアイデアをデザインといいますが
常識を超えた垂直のベッドは、まさに生産者や利用者の
行動を便利に変えられる優れたデザインなのです。
さてこのイチゴは夏秋イチゴという種類。
一般にイチゴは夏秋は結実しません。
したがってケーキ屋さんは季節が逆の南半球から
輸入したイチゴを長い間使っていました。
そこで品種改良によって誕生したのがこの夏秋イチゴ。
端境期に出荷できるため生産量が増えているといいます。
ただちょっと酸っぱいんです。
でもケーキにはこの酸味がちょうどいいのだそうです。
ところでいつも疑問に感じていましたが、
このイチゴは誰が食べているのでしょう?
気になります。
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