花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

優先順位

2021年07月08日 | 研究
これはフローラハンターズのある女子メンバーの研究。
小型のポリタンクの水を大きなメスシリンダーではかっています。
でも中に入っているのはいつもの純水ではなく雨水。
泥水じゃないのできれいに見えますが先日降った雨を集めたものです。
現在、まだ梅雨のため時折ですが雨が降ります。
そんなことで意外と簡単に雨水を集めることができました。
試しに中の細菌数を試験紙で調べてみるとすぐ反応。
当たり前ですが、たくさんの微生物が入っているようです。
いったい雨水をどのように利用するか楽しみです。
さて明日は約10日ぶりの課題研究。
テストのため少しお休みしていたので
やるべきことがたくさんたまっています。
7月の課題研究はたった3回だけ。
それも来週から始まる高校野球の県大会に出場するメンバーがいるため
全員が揃うのは明日だけかもしれません。
ということは調査や収穫も大切ですが、環境省から依頼された発表を
みんな揃って練習できるのも明日だけ。
優先順位を考えて時間を有意義に使わなければなりません。
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アウトドア派気取りのインドア派

2021年07月08日 | 研究
その昔、陸(おか)サーファーという言葉が流行しました。
サーファーを気取っていますが、実態はファッションだけ。
海には入らない格好だけサーファーを指す言葉です。
実はフローラハンターズも同じ。農業高校なので太陽の中、
たくましく野外で活動するアウトドア派を気取っていますが、
実際は温室か実験室で活動するというインドア派。
いつのまにか、なんとも情けない活動スタイルになってしまいました。
しかし中にはちゃんと野外で栽培活動しているメンバーもいます。
面白いことに彼らは同じ植物を温室でも水耕スタイルで栽培しています。
そもそもこの植物は露地で栽培するのが当たり前。
つまり彼らは、水耕栽培と露地栽培で
生育がどのように異なるか比較しようとしているのです。
温室と違って露地は手間がかかって大変だと思うかもしれませんが
実際はそうでもありません。なぜなら灌水が不要。
放っておいても雨が降るので、よほどの日照りじゃない限り
まったく水やりが入らないのです。
ところが温室は当たり前ですが雨がまったく降りません。
したがって水耕はともかく、鉢植えなら毎日水やりが必要です。
雨は時に大きな災害を引き起こしますが
植物にとって、ありがたいものだというのがよくわかります。
雨によって水やりの苦労から解放される。
もしかしてハンターズも植物同様、
雨のありがたさを感じているかもしれません。
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