花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

特技

2022年07月05日 | 研究
授業中にスマートフォンを出して操作していたらどこの学校だって叱られます。
それどころが校内持ち込み禁止、もってきたら没収なんて学校もあります。
名農はスマートフォンについては持ち込み可。
もちろん授業中に出していたら注意されます。
確かTEAM FLORA PHOTONICSが結成された2009年に
決まった学校ルールです。おそらくこの頃から
スマホユーザーが増えてきたのだと思われます。
さてこの決定を受けて困ったのが初代TEAM FLORA PHOTONICS。
なぜなら彼らはLEDによる草花研究にからめて、スマホの農業利用も研究していたからです。
スマホで自分だけの病害虫図鑑と生産履歴を作る取り組みはユニーク。
さらにスマホで撮影した画像のRGBで生育状況を分析する実験もしていました。
つまり授業にはスマホが必需品。そこで学校ルールを完全無視。
授業にスマホを忘れると注意されるという逆転現象を楽しんでいました。
もちろん学校だって必要な時の使用はOK。みんなけじめをもって使っていました。
2009年以降もチームにとってスマホは身近な存在。
圃場での電卓代わりはもちろん、発表時間の計測をするストップウォッチ、
葉の傾きや高度の測定、数年前からはサーモグラフィーとして活用します。
15年以上も前、授業の講師として招いた北海道農試の先生が
いずれ携帯電話は農具になると話されていたのがまさに現実となっています。
さて現在のフローラハンターズの彼女も課題研究の中でスマホをいじっています。
実は彼女、スマホで研究紹介動画を編集しているのです。
足掛け1ヶ月、先日やっと完成しました。お疲れ様でした。
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Kawaii

2022年07月05日 | 研究
フローラハンターズの彼女がスマートフォンの中で作っていたのがこれ。
自分たちの研究を紹介する英語の3分間動画です。
編集画面を見せてもらいましたが、
よくあの小さな画面でできるものだと感心しました。
小さな文字で英語テロップもつけるなど私達なら絶対無理。まず見えません。
残念ながら動画はアップできないので静止画ですが
クレイアニメを多用しています。これは水によってナトリウムがやってきて
土壌にくっついてしまう様子を表現したものですが、
図表で説明するより、はるかにイメージできます。
さてこの場面を撮影するのに彼女たちは粘土細工をしなければなりません。
粘土をこねながら話していたのは「ひつじのショーン」。
彼女たちの思い浮かぶ代表的なクレイアニメーション作品だそうです。
これがもし10数年前であれば、誰もが口にしていたのが「ニャッキ!」。
ミントグリーンのいもむしが可愛いNHKのアニメです。
時代によって作品は変わりますが、クレイアニメーションを用いると
いずれもほのぼのした優しい作品となるようです。
また動画の最後も楽しそうな文字と映像で締めくくっています。
これぞ日本のJKといったところでしょうか。
「Kawaii」は現在、世界の若者の共通言語になっているといいます。
彼女たちの映像に世界が共感してくれるのか興味津々です。
この紹介動画は後日、ストックホルム青少年水大賞のホームページで
公開されるとのこと。世界30ケ国以上の若者の取り組みを楽しみましょう。
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