花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

草はら

2022年07月18日 | 学校
草はらに生えている植物に注目。
右の歩道に違いところに生えているのがオオバコ。
中に生えているのはクローバーです。
いずれも農業クラブの農業鑑定では「畑地雑草」として扱われます。
面白いことに不思議にオオバコが生えているのは草原の縁。
これには理由があります。オオバコは太い穂を出し、そこに種子が着きます。
種子は濡れると表面がネバネバしますが、これは発芽に必要な水分を確保するため。
また動物や人にくっついて遠くに運んでもらおうというオオバコの繁殖戦略です。
だから草原の真ん中ではなく、動物や人が歩くことが多い縁に育つというわけです。
世の中にはオオバコダイエットというものがありますが、
これはこのネバネバ成分。水を含むと膨張するためお腹いっぱいになるというわけです。
ところで果樹園では木の下に雑草を一切生やさない清耕栽培と
逆に草を生やす草生栽培があります。名農の果樹園は草生栽培。
植物の根には土壌深く伸びていき畑を耕す効果があります。
果樹の根を切断するのが怖くて深く耕すことができない果樹園ですが
雑草を生やすことで柔らかな土を確保し、栄養や酸素を供給するのが目的です。
園地を歩いてみると一番多いのがクローバー。
クローバーは繁殖すると、他の雑草の発生を抑えるという長所があります。
一般住宅でもクローバーの種子をわざとまいてグランドカバープランツにするのは
この特長を利用したものです。
さてまもなく開催される体育祭。予定されていた野球場から
工事が行われないトラックの東側のグラウンドに変更されました。
こちらはクローバーがいっぱい生えている草はらのようなグラウンドですが
農場と違いすべて揃っており、準備も楽なので、ひとまず安心です。
近隣ではコロナで体育祭や文化祭の中止を検討している学校もあるとのこと。
休み返上でパネル作りなど準備をしている3年生の苦労が報われることを願います。
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要注意

2022年07月18日 | 研究
古い写真を見つけました。これは2017年のTEAM FLORA PHOTONICS。
場所はご存知、横浜中華街です。この年、フローラは
「サンパチェンスによる水質浄化」について発表するため、
パシフィコ横浜で開催された日本最大級の園芸イベント
「日本フラワー&ガーデニングショウ」に参加しました。
いつもチームにサンパチェンスを提供してくださっている
「サカタのタネ」さんのはからいによるものです。
ブースでの説明、特設ステージでの発表など大舞台に緊張しましたが
それでも男女4名は堂々とやり遂げました。発表後、フローラのもとに
やってきたのはなんとサンパチェンスの生みの親である
「サカタのタネ」さんの開発者。さらに海外の方も興味を持たれ
集まってきました。いろいろ情報交換できた貴重な体験でした。
この写真はイベント前日。会場設営をした後、
みんなで中華料理を食べに行ったこときのものです。
さて、このように日本中を飛び歩くのがフローラの魅力ですが、今はそういきません。
なぜなら今、全国で新型コロナウィルスの感染が急拡大しているからです。
なかでも青森県は毎日のように感染者数の記録を更新しています。
そのうち約半数がこの地域。学校クラスターも止まりません。
夏休み明けに農業クラブの東北大会が開催されますが、昨年の全国大会と同じように
参加を辞退する生徒も出てきました。フローラハンターズも夏休みに開催される
ボランティアの全国大会にせっかく選ばれたのですが、辞退を検討しています。
万が一感染したら農ク東北大会に参加できなくなり、夏休み明けすぐ始まる就職試験にも
影響がでないとも限らないからです。現在の感染状況だけみると
今までならもう規制が出ている状態ですが、まもなく夏休みになるからなのか
学校への指示はでていません。とはいっても要注意であることにはかわりありません。
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