花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

やるもんです

2022年07月25日 | 環境システム科
これは環境システム科のビジネス系の授業。
選択授業なので大学のゼミ並みの少人数です。
1学期最後ということもあり、いつもと違う内容となりました。
ご覧ください。一人がホワイトボードの前に立って
他のみんなに何やら説明しています。
これは南部町を舞台にした農業系ビジネスのアイデアを披露している風景です。
前回、農業系の新聞をじっくり読み込み、気に入ったものを見つけた彼ら。
それを各自、南部町版にアレンジして説明しているというわけです。
いくら元ネタは新聞にあったとしても、
そのまま南部町に持ち込めるものなどありません。
時期やら作物、運営形態などを再構築しなければなりません。
そこが腕の見せ所です。ときどきこのような取り組みをしますが
名農生はアイデアが豊富。なかなか優れた提案をしてくれます。
また今年はどの人も説明が上手で、質問にも的確に答えてくれます。
さらに驚くことに発表者以外のみんなが、これまた良い質問をします。
かつて同じような内容の授業を南部町役場の方を招いて
行っていた時期がありましたが、今回も紹介したいアイデアばかりでした。
探求学習を柱とした新学習指導要領に基づく学習指導が始まりました。
しかし何十年と課題解決学習に取り組んできた農業高校では
戸惑うことなどありません。
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宝石箱

2022年07月25日 | 
ミドリ、オレンジ、赤。ずいぶんきれいな果実です。
これは南部町特産の「八助」。
小さなミカンぐらいの大きさがあります。
南部町はこの八助で梅干しを作るので
とにかく大きいことで有名です。
こんなに大きいのには理由があります。
なんと近年、ウメだと思っていた八助が
杏だったことが判明したのです。これなら納得。
でもこの事実を知ったウメ農家のみなさんは
さぞかし驚いたことでしょう。
しかしそれでも八助で梅干しを作り続ける南部町もやるもんです。
おかげで今は逆に大きな梅干しとして売り出しています。
さてウメといえば全国的にはなんといっても和歌山県。
なかでもみなべ町は全国の市町村別生産量で文句なしの1位。
まさに日本一のウメ「南高梅」の産地です。
では八助を特産とする南部町は全国で何位ぐらいだと思いますか。
なんと堂々の11位。和歌山や奈良など生産量全国上位の県の町を抑えて
全国のトップグループにいるではありませんか。さすがフルーツの里です。
サクランボの次はウメ。学校のすぐそばにある町産直センターには
採りたてのウメと加工品を求めてお客様が足を運んでいます。
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