花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

もったいない

2022年07月27日 | 研究
容器に入れた土を攪拌しているのは三和土チーム。
先日までトマト栽培をしていましたが、今度は何をしているのでしょう。
実は2年前、Jr.である女子2名が先輩のTreasure Huntersの
サポートを受けながら塩害抑制実験を行っていました。
彼女たちは2年生になってそのまま環境研究班に入ります。
ところが環境研究班は一人一テーマが流儀。そこで一人はそのまま塩害抑制研究、
もう一人は別な水質浄化研究に取り組みました。
すると3年生になって塩害抑制研究が水の国際大会に出場することになり
かつての二人が懐かしのコンビ再結成。
目指すは水研究のNo.1。つまりM1グランプリ優勝です。
そんなことになったため1年間行ってきた水質浄化研究は
もう少しで終わりというところで休止となってしまいました。
フローラの引き出しにはこんな研究が山ほど眠っています。
しかし来年はもうないかもしれない環境研究班。
もったいないので国際大会に出場しないメンバー4名が
最後残されていた実験を行うことになったのです。
それがこの土。赤玉土とバーミキュライトの混合です。
体育祭直前、今学期最後の課題研究は短縮授業。
短い時間の中で実験準備が手際よく進められました。
さて何を作ったのでしょう。
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Catch and Reuse

2022年07月27日 | 研究
土を混ぜ合わせた三和土チーム。
土の種類や混ぜ方を変えて4種類の鉢植えを作りました。
今回の実験のポイントは赤玉土に添加したバーミキュライト。
実はこのバーミキュライトは水質浄化に使ったもので
市販のバーミキュライトよりも窒素分を吸着しています。
昨年の秋、主任研究員の彼女はマイクロバブル水を使って
吸着されている窒素分を回収し、液肥として再利用することを考え
実験しましたが、思ったよりも回収できません。
相当、がっちりくっつけているようです。
諦めかけていたところ、思いついたのが植物に回収させること。
植物は根を伸ばすことで吸収できます。
過保護にしないで植物自身でとりにいけというわけです。
題して「Catch and Reuse」。
魚釣りではないのでリリースではありません。
回収して利用できるかを試す植物はレタス。
実はこれも余り物の有効利用。
水研究チームが使うために手に入れたレタス苗が少し余っていたので
使わせてもらうことにしました。
実験も実験材料も共通点は「もったいない」。
仮説通りの結果になるか楽しみです。
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