花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

Apple Girls

2022年07月11日 | 研究
イチゴです。まだ白いので未熟果のようですが左下のものはもう熟しています。
これはホワイトディライトというイチゴ。
現在、白いイチゴが出回っていますが、これは元になったもの。
野生種に近いので残念ながら実は大粒にはなりませんが
食べるとちゃんと甘くてイチゴの風味もしっかりあります。
さて2009年を最後に閉科した生活科学科には
Apple Girlsという研究班があり最後の1年間を担当しました。
運よく閉科直前に「白いりんご」の栽培法を考案。
全国で話題となったもののまもなく卒業、そして学科は閉科してしまいます。
せっかくの技術をなくしたくないとの声も多かったことから
同じく担当していた園芸科学科の草花班で生活科学科の
レガシーを引き継ぎ、さらに研究を深めていくことになりました。
名前もそのままApple Girls。2代目でした。
生活科学科が思いを届ける商品の開発という視点で活動したのに対して
園芸科学科ではなぜ白くなるのか、どうすれば白いまま保存できるかなどを
実験を通して科学的に分析。その結果、2つの学会主催の発表会で最優秀を受賞しています。
この白いイチゴはそんな2代目Apple Girlsが、育種に取り組んだ際に用いたものです。
もちろん狙いは白いイチゴ。赤いシリーズならぬ白いシリーズです。
しかしせっかく発芽したたくさんの苗は、ヤマセによる低温多湿の風にやられ
灰色かび病が発生。あっという間に全滅してしまいます。
Apple Girlsは2代で解散。翌年からはTEAM FLORA PHOTONICSが
白いリンゴの栽培は引き継ぎましたが、イチゴ研究は消滅してしまいました。
白いイチゴが実るこの時期、リタイヤしてしまったイチゴ研究を思い出します。
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レジェンドのアドバイス

2022年07月11日 | 研究
水の国際大会に出場することになっているフローラハンターズの女子2名。
英語のスピーチを覚えなければなりません。
ではさっそく英語でスピーチをしてもらおうと思いましたが
まずは日本語訳で発表してもらうことにしました。
どのような箇所をどのように強調したら伝わるのか、
間はどれぐらいとると心地よいのかなどを考えてもらうためです。
とはいっても今回が練習初日のため、日本語もぎこちありません。
さて彼女たちの初めてのスピーチを聞いてくださっているのは我らがレジェンド。
2018年、国際大会で準グランプリを受賞した先輩です。
ちょうど休みだったらしく、彼女たちのために考えてくださった
質問を携えて土肥室にやってきました。
偶然、本邦初公開のスピーチを耳にした先輩は
当時の自分たちのことを思い出しながらアドバイスをくださいました。
面白かったのはスピーチの練習方法。
お手本のスピーチ音源を夜寝る前に聞いて、
また朝起きて聞くというルーティーンが効果的だったと話しています。
経験者ならではのアドバイスです。
先輩は最後にこう話していました。
不安を払拭するのは練習だけ。
そして最後は勝ちたいと思う気持ちがあるかどうかだ。
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