花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

フローラからのプレゼント

2020年01月29日 | 研究
活動した約1年半の間にいただいた
賞状や副賞などを山分けしているバブルボーイズ。
二人とも思い出も蘇ってきて楽しそうです。
そこで最後にフローラからもプレゼントがありました。
実はこのプレゼント、かつてフローラが副賞としていただいた
デジタル英単語帳なのです。
5年ほど前、この英単語帳を10数個もいただいたのです。
しかし多くのメンバーは就職するものばかり。
せっかくだから4大に進学する人たちに差し上げることにしました。
普通高校ならみなさん進学するので、すぐなくなりますが
農業高校では大学進学者はまだまだ少数派。
その中にあって毎年5名中、2名ぐらいは
4大進学するフローラは名農において群を抜いた進学率でした。
ざっと考えても今、4大に籍をおいているOBOGは7名。
みんな研究成果を踏み台にして進学し夢を追っています。
さて先日、倉庫を覗いてみるとこの英単語帳はもう2台しかありません。
バブルボーイズはたった二人の研究班ですが、こちらは二人とも4大進学。
嬉しいことに農学に進んでくれました。
進学率100%。二人とはいえおめでたい話です。
そこで最後の2台を彼らの進学祝いとしてフローラからプレゼントしました。
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一番人気

2020年01月28日 | 研究
とうとう最終回の課題研究を迎えたバブルボーイズ。
予定どおり、最終回は賞状の山分けとなりました。
とはいっても数えてみると10枚程度。
例年のフローラの半分しかありません。
それもそのはず、彼らの本格的な活動期間は昨年の秋から。
実質1年間で10枚の賞状を手にしたのは上出来です。
しかし毎回、山分けではある問題がおきます。
それは、賞状が1枚しかないこと。
2人組だから2枚くれることなどありません。
そこで彼らが決めたルールはジャンケン。
勝った人から好きな賞状を順に選べるのだそうです。
するとダントツ一番人気だった賞状がこれ。
昨年の今頃、彼らが先輩のフローラと合同チームを作り出場し、
見事全国大会で特別賞を受賞した時のものです。
環境省主催で会場は東京青山の国連大学。
憧れの先輩と大活躍した思い出の大会だったようです。
賞状に書かれている受賞者名は
TEAM FLORA PHOTONICS & Bubble Boys。
無茶苦茶長い名前でした。確かにこれはレアな一品です。
さて今日から3年生は最後の学年末考査。
頑張ってください。
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コラボで大ヒットの予感

2020年01月28日 | 研究
バブルボーイズが持ち帰った賞品の中に
こんなユニークなものもありました。
なんと瓶詰めのリンゴジュースではありませんか。
よく見ると名農ではなく三農と書かれてあります。
これは昨年末、彼らがお隣の三本木農業高校のプロジェクト発表会に招かれ
発表してきた際、そのお礼としてもらってきたものでした。
一人で2本、2リットルのジュースは重く、持ち帰れず
冬休みの間、フローラの倉庫に眠っていましたが、
もうこれ以上置いておくにはいきません。
そこで覚悟を決めて持ち帰ることにしたのです。
でもこのジュース、名農に比べるとちょっとカラフルなラベル。
品種構成が違うので、きっと味も違うんでしょうね。そこで思いつきました。
お互いリンゴジュースを製造しているのだから
例えば50本ずつ物々交換してはいかがでしょう。
そしてそれぞれの学校で名農と三農のジュースを組み合わせた
農業高校味比べジュースとして販売してみてはどうでしょう。
津軽の高校のジュースも組み合わせることができたら
大人気間違いなしだと思います。
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ホウレンソウの露天風呂栽培

2020年01月27日 | 研究
ハンターズの5名のうち、3名は進学希望。
2名が技術者として就職を希望しています。
昨年の12月からホウレンソウの露天風呂栽培に取り組んでいるのは
農業系の進学を希望している男子。
農業系とはいっても4大ではなく、
実践的な農業者を育成する短大のような学校です。
したがって誰よりも栽培には興味があり、一生懸命調査に励んでいます。
その彼が先日、とうとうホウレンソウの寒締め研究を終え収穫しました。
これは収穫した葉を少しいただいたもの。
左から室内での水耕栽培、中央は窓の閉まらない冷たい温室の中で
土で栽培したもの。つまり一般にいう寒締めホウレンソウです。
そして一番右が、彼が挑戦した寒締めホウレンソウの隣に設置した
養液だけを加温した露天風呂栽培です。
見ただけで右に行くほど葉が少し小さくなりますが、
葉の色が濃いのがわかります。
特に露天風呂栽培では多くの葉が少し巻いていました。
さて寒締めホウレンソウの魅力といえば何といっても高い糖度。
そこでデジタル糖度計で測定したところ、左の普通のホウレンソウは8度前後。
しかし中央の寒締めホウレンソウでは11度とかなりの甘さとなりました。
今年は暖冬のため気温があまり下がらず心配していましたが
糖度が10度以上とちゃんと寒締めホウレンソウになったようです。
では露天風呂栽培はどうでしょう。何と糖度は15度。
北海道農試が測定した一般的な寒締めホウレンソウデータを見ると最高は16度ぐらい。
つまりトップレベルの糖度となったようです。
問題なのは何がこうさせたのか。いろいろ原理を考えてみたいと思います。
さて大成功したハンターズの彼、調子づいたようで早速お代わり実験を希望。
次は小松菜でも同じ結果になるか、まもなく挑戦する予定です。
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回収成功

2020年01月27日 | 研究
12月からハンターズが始めた寒締めホウレンソウの研究。
低温によって糖度をあげる栽培法のため、絶対欠かせないのが気温のデータ。
しかし栽培が始まってまもなくすると冬休みになってしまい、
学校に入ることすらできなくなります。そこで登場したのがデータロガー。
フローラからは湿度も同時に測定できるタイプも引き継いでいますが
今回は温度だけで十分。室内と土の中、
そして養液の水温の3ケ所に設置して自動観測を行っていました。
そして先日、いよいよ収穫となったのでデータロガーも回収。
恐る恐るコンピュータに接続すると出てきたのは約1ケ月の温度データ。
4時間おきに観測したため、ずいぶんたくさんのデータを無事回収できました。
またデータは簡単にグラフ化されるので、
環境の違いによる温度の差は一目瞭然です。
その結果、露天風呂栽培の養液の温度は、昼夜こそ差がありますが
平均ではこちらが設定した約20度で推移。うまく行きました。
それに比べて気温の平均は5度。かなりの寒さです。
暖冬が続いている今年の冬。
果たして寒締めに仕上がっているでしょうか。
次はいよいよ糖度の測定です。

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