花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

新春恒例行事

2023年01月21日 | 研究
FLORAが結成の翌々年、2011年から毎年行っているのがアルバム作り。
当時は研究発表をするため、みんなで秋から春までポスターを背負って
日本中を飛び歩いていました。メンバーは当然クラスや部活動に所属していますが
おそらくFLORAとして活動した時間の方が長いかもしれません。
ましてや2年間とはいえ、みんなで泊まって同じ釜の飯を食べたのですから
とんでもない濃い時間を過ごしたといっても過言ではありません。
そんなことから学校でいただく卒業アルバムの他にFLORAオリジナル、
それも原則として個人に特化したアルバムを差し上げてきたのです。
最初に差し上げたのは2代目TEAM FLORA PHOTONICS。
2代目なのでエピソードⅡです。
毎年発刊されているので、今年はエピソードXⅢになる予定です。
では初代はどうしたのでしょうか。実は名農にお勤めになっていた初代FLORAメンバーが
実家の農業を継ぐため、昨年度をもって退職されました。
この機会を逃してはもう渡すことができないと思い、
10年以上前のデータを集め製作し、無事に差し上げることに成功しました。
10数冊製作してから初代のエピソードⅠを発表するあたり、まさにスターウォーズです。
さて新年を迎え、今年もアルバム制作の季節になりました。
そこで写真を記録したSDカードを整理したら、かなり古いものが出てきました。
日付を見ると2009〜2011年頃のもの。
エピソードⅠに使った結成当時の様子が記録されています。
それ以上に驚いたのは、SDカードの容量。何とほとんどが2GB。
大きくても4〜8GBしかありません。ところが今は32GBが当たり前。
当時はこれでも十分だったんですね。
今年はメンバーが6人いるということは制作するのは6冊。
まずは周辺と頭を整理して、作業に取り掛かりたいと思います。
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後輩は大切にしましょう

2023年01月21日 | 研究
久しぶりに復活した名農名物ポスターセッション。
これは発表を聞いて回った後輩たちです。
いったい何をしているのでしょう。
実は最も気に入ったポスタータイトルにシールを貼り付けているのです。
つまり3年生を評価するのは下級生。
そんな弱みがあるからか、どの先輩も優しく説明しています。
なかにはそれをいいことに、どんどん質問して先輩をたじたじにする1年生もいたようです。
さて冬休みに出校して発表内容を確認したFLORA HUNTERS。
6名それぞれがポスターを貼り出し、魔法の指示棒をかざして説明をしています。
しかし後輩がシールを貼る得点表の中に、彼らのポスタータイトルがありません。
これには理由があります。口頭発表部門にも出場するFLORAは
悲しいことにポスターセッションではオープン参加扱いになってしまったのです。
昨年から、このポスターセッションで2022年度のポイントレースの
勝敗を決めるつもりで頑張ってきた彼ら。この肩すかしに彼らもびっくりです。
頑張っても勝敗につながらないのでは、モチベーションは極端に低下してしまいます。
そこで2時間でディスカッションした回数を得点化することに急遽ルール変更。
するとどうでしょう。またみんな生き生きと後輩に説明を始めました。
ひとまず危機を回避できました。どうやら決戦はこの後に行われる草花班、
FLORAの赤土流出抑制グループ、そして塩害抑制グループの3チームによる
口頭発表に持ち越されました。果たして巴戦の結果はいかに?
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親分、山分けです

2023年01月20日 | 研究
ここにあるのは存在感のある盾。
左側の分厚い金属が、盾を手にする者に
ずっしりとした重量感と満足感を与えてくれます。
これは青森県高校総合文化祭の優秀賞の盾。
実は昨年の10月、総合文化祭の国際理解部門に
FLORA HUNTERSの2人が出場した際にいただいたものです。
これを見て感じたのですが、FLORAはいろいろな大会で受賞していますが
このようなオーソドックスな盾をいただく機会がめっきり減っています。
おそらく彼らが活動した2年間で、いただいたのは数枚だけだと思います。
それにかわって増えているのは、クリスタルのトロフィー。
こちらもずっしりとして、なかなかいいものですが欠点もあります。
飾っている分はお洒落でいいのですが、記念写真を撮影しようと手にとると
透明なのでどうも存在感がないのです。なんとも贅沢な悩みです。
さて、まもなく卒業となる彼ら。
今年いただいた賞状などを持ち帰ってもらう時が来ました。
Treasure HuntersのDNAを受け継いだ彼らが
この1年で掘り当てた財宝は今、FLORAの倉庫にたくさん眠っています。
とはいってもいただく賞状は、どの大会も1枚だけ。
山賊じゃないので喧嘩などしないと思いますが、
仲良く分けなければなりません。
宝物の山分けは今度の月曜日。最後の課題研究の日です。
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名農名物 復活

2023年01月20日 | 学校
名久井農業高校には野菜苗販売や緑化活動など
名物行事はたくさんありますが、このポスターセッションもそのひとつ。
3年生が研究成果をポスターにまとめて貼り出し、
後輩とディスカッションする発表形式です。
SSHでは当たり前のスタイルですが、農業高校では農業クラブによる
学芸会的な順番で発表する方法を長年続けてきました。
これはこれで落ち着いて発表を拝見できるのはいいのですが
3年生の全研究チームの成果を聞こうとすると、とんでもない時間がかかります。
そんな時は、やはりこのポスターセッションが最適。
興味のあるところに行ってデジスカッションできるからです。
この日は3年生最後の研究発表会。貼り出されたポスターは22枚にもなりました。
でも、なぜこれが名農名物なのでしょうか。
実は2009年に結成されたTEAM FLORA PHOTONICSは、
県内の農業高校で初めて学会主催の高校生ポスター発表会に出場。
確か山形大学で開催された植物学会だったと思います。
学会には農業クラブのように1秒でも制限時間をオーバーすると減点されてしまうという
シビアなルールはありません。初めて参加した初代FLORAメンバーは
自分の言葉で説明でき、また専門家とディスカッションできる自由度に大感激。
こんなにも面白いんだと興奮して学校に帰ってきました。
そして農業クラブにこの発表形式を提案したところ、翌年校内ポスター発表会が実現します。
この大会を耳にした県内の農業高校の先生方がぞくぞくと見学に来校。
そして今では、県内どの農業高校でも行われるようになりました。
まさにFLORAは県内の農業高校にポスターセッションという文化を持ち込んだのです。
コロナでここしばらく中止していましたが、数年ぶりに名農名物が復活しました。
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カウントダウンが聞こえる

2023年01月19日 | 学校
昨年の12月中旬から名久井農業高校の玄関前に設置していた
クリスマスイルミネーション。
FLORA HUNTERSが用意して、ちょっと寂しい冬の名農に飾り付けして
皆さんに楽しんでもらっています。
勝手に取り付けましたが、今のところおとがめなし。
どうやら愉快犯なので許してもらったようです。
とはいっても、もう1月も後半戦。さすがに季節外れです。
そこで用務員さんにまたお願いして、取り外すことにしました。
実行するのは今日の課題研究。
なぜなら先日のプロジェクト発表会も無事終わり、
冬休みの宿題だった研究集録の原稿もきっちり期限に提出成功。
残りは卒論だけとなったからです。
取り外したイルミネーションは大切に仕舞われ来年を待ちます。
来年、またフローラが取り付けるのか
はたまた他の班にプレゼントしてフローラが名農から去るのかは
女神フローラしか知りません。
遥か遠い未来ではなく、僅か2ヶ月後の未来なのに
まったく分からないとは、なんとももどかしい話です。
来週の月曜日が3年生最後の課題研究。
カウントダウンの音が次第に大きくなってきました。
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