東濃IFR

ACARS,グライダー、航空機

標準機とはいえども(2019年11月1日)

2020年01月12日 20時11分54秒 | 航空機
毎年どこかで工事を行っている中部山岳地域。
風化花崗岩でできた山だから崩れやすいこと…。
大雨が降るたびに「なぎ」と呼ばれる表層崩れが発生し、場合によってはそれが「蛇抜け」にも発展する。

それを止めるべく関係機関は工事を進めるが作った先から新しい箇所が発生する。
なので年に1度くらい、空から確認する作業が行われる。

今年もそろそろかな、とアタリを付けていると動きがあり現地へと赴く。
しかしその日はなかなか朝霧が晴れないために中止となった。
「もしかしたら明日に延期かも」と航空会社の営業さん。
ヘリの都合がつかないと何とも言えないからね。

翌日に再び場外に行くと昨日の営業さんがスタンバイ。
今日も朝霧が凄かったから早く晴れてくれるといいが…



10:11 アトラスのジャンボが通過。上空は天気がいい。


 そしてようやく営業さんが安堵したように「小牧出ました」と言う。
 作業としては3時間もかからないくらいかな。

 そろそろヘリが来るはずだが何だか遅い。
 気を張り詰めているとヘリの音が聞こえてくるが…フェネストロンの音!
 松本ドクターヘリが飯田病院に着陸する音が聞こえたのだった。
 自分の場所からは森に遮られ残念。

 ちょっと落ち込んでいるところに別のヘリの音。
 ようやく到着だ。が…



10:43 あれ?本当にここに来る機体?


10:44 ファイナルアプローチ!


ランディングして


10:45 向きを変えて降下。


着陸よし。エンジンカット。


 森林管理局の標準仕様でのヘリは一昨年まではBell206だったと記憶している。
 それがいつのまにかAS350となっていた。
 昨日はノーマルのAS350を持ってくるつもりだったが今日は別の仕事へ。
 今日たまたま空いていたAS350がこの機体だった、ということだった。



機体見学開始。あれ?カメラマン、いるの?


まさかの角突きで興奮する。


バックから。


SAKURA GH装備機が来るとは予想外。ツノはアンテナ。


 燃料屋さんとの打ち合わせも終わりいよいよ仕事へ。
 誰ともなしに機体から離れ始める。



10:54 それじゃいきますよ~。


10:55エンジンスタート。


整備士が各部チェック。


10:58 準備よし。


上がれ~


JA6051 AS350B 中日本航空


お気をつけて~


 これにて撤収。
 どうもありがとうございました。


 今日は中部ブロック訓練の初日。
 静岡機が福井から戻ってくる様子がFR24で確認できた。
 恵那山を越えて帰る感じ。
 見えるかな…



11:03 見えたのはUPSのジャンボでした。残念。



中日本航空の皆様、ありがとうございました。
コメント (2)
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