順風ESSAYS

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小さな政府

2005年08月24日 | 時事
「小さな政府へ」現内閣の合言葉である。この流れは世界的なものであるし、大学に入ったときから体感している。私の社会的身分に照らせば、旧体制が維持されて官僚の権限が強いほうが将来やりがいのある仕事ができるとか過度な競争に巻き込まれなくてすむ、といった面がある。しかし、財政赤字で政府の身動きが取れない上価値観が多様化している今、仕方がないと思っている。ということで環境に甘えず自分のスキルを磨くために多くの人が資格試験に走っている。

以前の「小さな政府」の時代は結果的に世界恐慌を引き起こした。これからは歴史に学び、秩序維持強化・法令順守とセットで進んでいくだろう。公正取引委員会を強力にし、企業にコンプライアンスを徹底させていくことで負の面を緩和できるだろう。もうひとつ、格差拡大が懸念される。これについては、日本は飢え死にする心配はほとんどなく(自分を成功者との比較で見がちだ)、文化的素養を高めて金銭以外の価値尺度も合わせ持つことが望まれる。また、不平等な制度は個人が自立して努力する気を殺ぐものであるから排除していくのがいいと思う。

特に専門論文を読んだわけでもなく実感に基づくものであるが、大まかにはこんな風に考えている。個人の「自由」と「責任」、制度の「平等」がキーワードだろう。この過渡期の時代、将来機会に恵まれるならば法律の分野で貢献したいものだ。必要とされるために勉強するか。
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