先日撮影した阪急電鉄の『京とれいん』。
本日乗車する事が出来ました。
阪急が“和モダン列車”と銘打っているだけにその車内のデザイン、造りに興味が湧きます。
1・2号車 「蘭の華散らし」をイメージした座席。
3・4号車 「プライベートな空間」の半個室席。
5・6号車 「麻の葉」をイメージした座席。
その他随所に京風イメージをちりばめたデザインを見る事が出来ます。
例えば・・・『創作和紙』が飾られていたりします。
さりげなく阪急のコーポレートマークが入っているのがお洒落ですね。
ドアに浮き上がる『竹』模様も京都への旅情を誘います。
それにしても3・4号車には驚きました。料金不要で1+2のレイアウトを採用するとは・・・。
対面の固定クロスシートはピッチも十分。畳地や和柄も京気分一杯です。
ただ背もたれの角度をもう少し付けて貰えると更に座り心地が大きくアップしそうです。
今回、久しぶりの6300系に乗りましたが、あのかつての素晴らしい乗り心地は健在でした。
車内に届くモーターやコンプレッサーの音も当時のままでした。
とても懐かしい想いを抱きながらこの新しい『京トレイン』44分の旅を味わいました。
次回の乗車機会が大変待ち遠しいです。
インダストリアルデザイナーと呼ばれるジャンルの方が鉄道車両であの様に活躍されるとは
想像出来ませんでしたが、現代の鉄道車両製作ににおいてデザイナーの存在は大きい様ですね。
昨年、JR九州の885系に乗ってその内装に対して大きな感銘を受けました。
JR九州の前例・実績があったからこそ、他社の車両デザインも既存の車両デザインから
抜け出す事ができたのでしょうね。
たった1編成、それも料金不要の列車でありながらこの様な列車を登場させた阪急の心意気には
鉄道ファンの一人として拍手を送りたいと思います。
この車両はその影響を受けているが如くのように見えます。
1・2・5・6号車の扉部分には阪急カラーを取り入れて、外装を見なくても阪急車と判ります。
3・4号車は乗ってみたいです。
この車両が京トレインのイメージなのですね。
地場の特色をデザインに織り込む、これがJR九州デザインみたい、と言った事の意味です。
改装にかける予算も有ったのでしょうね。
1・2・5・6号車の車内は簡易更新といったレベルでしたが
3・4号車のアコモはかなり力が入ってましたね。正直驚きでした。
私も対面のシートは好きでは有りませんが余りの出来の良さにずっとこの車内で
乗り心地を味わっていました。
記事にも書きましたが背もたれ部分の傾斜がもう少し有ると座り心地はもっと向上しますね。
そうなったら伊勢志摩ライナーのサロンカーと良い勝負をしそうですよ!
最初に思い浮かべた言葉がこれでした。
客室内は和紙を使ったり壁も模様入りの木目調に変更していたりして、
室内は外観以上に凝っていますね。
特にシートの柄が蘭と言う所がいかにも阪急らしい。
3・4号車の雰囲気も良いですね。
BOXシートは好みでは無いのですが、この車両は一度乗車してみたいです。