フォーミュラ・ニッポン最終戦(Rd.7)の決勝が本日行われました。
レース1ではカーナンバー40の伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が優勝し同僚の塚越広大と
ポイントランキングトップで並び、午後から行われるレース2でこの2人が最もチャンピオンに近い争いを展開するのかと思いました。
ところがレース2で優勝したのはなんと前日の予選で下位に沈んだ中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)です。
タイヤ交換が義務付けられたレース2。1周目でタイヤ交換する作戦に出たのです。
途中でトップを走るデ・オリベイラがリタイヤするというアクシデントにも助けられてトップグループが
タイヤ交換を終えた時点で一貴がトップとなりその後猛追するデュバルから逃げ切り見事優勝しました。
Canon Power Shot SX 210 IS
レース1ではノーポイントだったもののレース2では一挙に8ポイントを得て、ポイントで伊沢・塚越を逆転し
2012年のフォーミュラ・ニッポンのチャンピオンとなりました。
予選の低迷も有って今期のチャンピオン獲得はかなり難しいと思われたレースでしたが
見事に予想を裏切る走りを見せてくれました。
来期はシリーズの名称を現在のシリーズ名称「全日本選手権フォミュラ ・ニッポンシリーズ」から
「全日本選手権スーパーフォミュラ シリーズ」に変えますので最後のFポンチャンプという事になります。
2014年からはシャーシ・エンジン共に一新して本当の意味で新シリーズとなりますが
この鈴鹿最終戦で各選手が見せてくれた走りはきっと来シーズンは今シーズン以上に楽しませてくれるだろうという
期待を大きく膨らませてくれるものでした。来シーズンが今から待ち遠しいです。
K-5+SIGMA APO 50-500 F4.5-6.3 DG OS HSM
Tvモード 1/60sec f11 -0.3EV ISO200 (500mm)
K-5+SIGMA APO 50-500 F4.5-6.3 DG OS HSM
Avモード f7.1 1/2000sec -2.3EV ISO1600 (500mm) ※PDCU4でコントラスト・彩度・トーンカーブ・WB調整
※この2枚の写真は2012年11月3日のフリー走行、予選時に撮影したものです。
かつてはF1への登竜門とされていましたが、現代のF1は持ち込みスポンサーを
獲得しないとシートを確保できないという、夢の無いシステムになってしまいました。
あるいはヨーロッパのフォーミュラで名前を上げるしかありません。
そう言う意味では、(古い話ではありますが)僕はラルフファーマンに注目して
いましたが、長続きしなかったのに落胆しました。
来年から始まる新シリーズが、日本のトップフォーミュラーであることに代わりは
ありませんが、ステップアップの階段としての意味合いが薄い今となっては、
ものすごい改革をしなければなりませんね。
そうしないと、相変わらず観客のいないレースが続くでしょう。
撮影する分には快適なのでしょうけれど。
それでもカメラマンがスポンサーロゴの入ったマシンを雑誌やブログなどに掲載して
宣伝してくれるから、このシリーズが維持できるのかも知れませんが。
あとは、RQの存在かな?(S-GTの観客の1/3以上はそれが目当てだとか・・・)
ヨーロッパ中心のF1を頂点としたモータースポーツ文化と決別して
アジア最高峰のシリーズを目指すようですね。
ヨーロッパはF1、アメリカはインディカー。そしてアジアはSF。
あくまで目標はトップフォーミュラという意気込みの様です。
仰る通り今のF1は昔ほどの魅力を持っていません。
だから個人的にはこの新しいシリーズが今後どの様に成長するのか?という
興味と期待を大きく持っています。
F1の様にお金よりも腕を優先する本当に速いドライバーが活躍するシリーズに
成長して欲しいものです。
いつかはヨーロッパの速いドライバー達が憧れるカテゴリーになれば
こんな痛快な事は有りません。