前回の京阪旧3000系の撮影から約20日過ぎました。
やっと撮影に行けると思いきや天気予報通りの雨。
時折り雨は止むものの天気の回復は見込めそうに有りません。
それならいっそ開き直って雨や曇りの記録もこの際残しておこうと出掛けました。
この天気ではK-5の高感度時の描写が優秀と言っても開放F値の暗いシグマズーム(70-300 or 50-500)では
苦戦が予想されますので久しぶりに40D+サンヨンのセットで撮影に挑みます。
高感度ノイズの対応はRAW撮影で現像時にNRを適用する事にしました。
まずは8000系特急車で試し撮りを・・・
Canon EOS 40D+EF300 F4L IS USM
Avモード f5 1/800sec ISO1250
雨が激しく編成から軽く水煙が巻き上がっています。天気の良い日中では消灯されている前照灯や標識灯が
点いており良い雰囲気です。雨の日でも撮り方を工夫すればより格好良く撮れるという見本?です。
ところがこの後雨は止んでしまい同様の写真は狙えなくなりそうです。
仕方ないのでとりあえず高感度ノイズを少しでも減らそうと40DのISO感度を落とし
サンヨンの性能を信じてF値を開放にセットしてシャッター速度を稼ぎます。
Canon EOS 40D+EF300 F4L IS USM
Avモード f4 1/500sec ISO800
やはりまったく水煙が巻き上がらず残念ですが先程の8000系の様な豪快さは表現出来ませんでした。
でもこんな天候の中、流石単焦点レンズ!といった感じの写りだと個人的には思います。
天気が良くて光線状態が良い場合、最近のズームレンズでもかなり満足出来る画質を提供してくれますが
開放から満足出来るズームレンズはまだ余り無い様な気がします。
その後も空は相変らず分厚い雲に覆われていますが京都折り返しの旧3000系を違う場所で狙う為に移動しました。
ホームに有るそば・うどん屋でお腹を満たして旧3000系がやって来るのを待ちます。
この場所は人気の場所の様でいつも数人は必ずカメラを構えているのですが今日は誰も居ません。
この天気だと流石に皆さん、撮影を断念されたのでしょうか?
Canon EOS 40D+EF300 F4L IS USM
Avモード f4.5 1/500sec ISO800
上り勾配と緩やかな架線柱がアクセントなるこのポイントですが背景の町並みも曇り空の下、トーンが単調になったせいか
ごちゃごちゃした感じが薄れてかえって編成が引き立ったんじゃないかと思います。
ちなみにピクチャースタイルは曇り対策?で『風景』をセット。彩度とコントラストが少し高まります。
旧3000系の通常運転終了までほぼ1ヶ月となりました。
本当はもっと沿線風景と共に旧3000系の情景溢れる写真も撮影したいのですが
どうしても編成主体の写真になってしまうのが悩みどころです。
1枚目の8000系ではほぼピントは前面に来ていますが旧3000系の2・3枚目は
ご指摘の通り後ピン傾向が出ていますね。
サーボAFで被写体にAFフレームを当て続けてレリーズしています。
僅か9点のAFセンサーしかないので必ずしも測距に適した場所に合致せず
ファインダーを覗いていると必死に合焦させようとする動きが見えます。
この『ピント合わせ』中にレリーズする結果となってますのでピント位置が
少しズレているのかも知れませんね。
ワンショットで撮影するケースではピンズレは出ていない様なのでひょっとしたら
私の40D、サーボAF中に後ピンが出易いのかも知れません。
旧3000系もいよいよあと一ヶ月となりました。
『平和』に撮影できるのもそろそろ危ないかも知れませんが
出来る限り撮影したいですね。
しかし、やや後ピンなのが気になりました。
サーボAFとは思いますが、レリーズまで少なくとも1秒以上は我慢してピントを追えば大丈夫ですが、
もし合わなければ、ピント調整が必要かも知れません。
僕は3枚目の構図が気に入りました。
多分ここに決めるでしょうね。
それにしても、あと1ヶ月ですか・・・。
早いものですね。