あも&サチアキの交換日記

どうやら交換日記が続いているようです(祝何年目?

嘘が好き

2024-02-09 | from:sachiaki
嘘をつかれることに怒り狂う人がいますけれど、
私は昔からそんなに嘘が嫌いじゃないというか
騙されやすいと分かっているからこそ
「嘘だったんだ」って言われた時に
そんなこと明かさないでよかったのに〜
ってなるタイプのsachiakiです。

騙されているままが気持ち良い
映画『マトリックス』の世界にいるなら
電池のままで生涯を終えるのも悪くない
そんなことを思います。

まぁそれはそれとして。
昨年の前半にダンナ氏ことパンダ氏が
*SCPというシリーズにハマっていまして
その面白さを熱心に語られている時は
面白そうだねってぐらいで流してしまっていたのですが
そういや二人で解説を見てた時に面白かった話があったな
なんて思い出して自分で調べてみてからが
けっこうハマりまして昨年の夏頃は
熱心に読み漁ったりしてたんです。
とはいえ、ハマッているのって長くはないので
その後別のものにうつつを抜かしていて
忘れていたんですけれど
久しぶりに「ガチ怖い」という触れ込みで
解説動画を見始めた4作が本当に怖くて
電気も消せないってぐらいになったんですけれど、
怖さの本質というか、人間の脳のエラーというか
それが想像力の源というか、
そういったものが面白いなぁなんて思っていたところです。

よくファンタジーものの中に出てくる魔法使いが
「魔法とはイメージの世界」という説明をするんですけれど、
上記の4つの怖い話を書いてる人も同じようなことを書いていて
「頭の中で像を結んだ時にそいつは現れる」と
いうような文体だったかな、
そういうことを書いていて、
マジそれなってなっていたところです。
妖怪についても柳田國男は「妖怪の絵を描いてはいけない」と
おっしゃっていましたが、
おそらくそれも同じような話で
”イメージしやすくなると現れやすくなるから”
なんだと思います。
スピリチュアルな人たちがよくイメージをしろというのも
近しい話なんじゃないかなぁ。
スポーツ選手がイメージトレーニングをすると
格段に良くなるっていうのもあるし、
脳の中の世界っていうのは騙されやすく
そして現実に反映しやすいのだと思います。
だからこそ「嘘も百回言えば真実となる」んだよね。

しかし、ここで忘れてはいけないのは
嘘が嘘であることに変わりはないってこと。
2ちゃんねるの創始者であり、
若者から絶大な人気を誇るひろゆき氏の言葉で有名な
「うそをうそと見抜けない人は
 掲示板(=インターネット)を使うのは難しい」
というようなもので、
嘘だと分かっているからこそ面白いし
虚構を楽しめるんだと思います。
映画を見ながら人類の敵に対して発砲するような人は
まさに虚構を楽しめない人でもあるし、
そこまで入り込めるのは、
もはや才能とでも呼べるのかもしれない。

と、話がそれたけれど
私は嘘が大好きで騙すという効果がすごく好きです。
それも言葉というツールで騙すのが痛快だなと。
自分達もその昔グループ展をした時に
「かつていた伝説のバンドの歴史を追う」という
企画をしたことがあって
顔とかはいっさい出さずにイラストや
シルエットのみで展開していたバンドの
ジャケットやポスター、グッズなどを作り
年表を貼るということをしたんですよね。
結果騙されてくれた人が数人いて
よっしゃぁってなった覚えがありますw
だから「リリイシュシュのすべて」で
すのリアルさを出すために掲示板を作って
さも現実にいるような仕掛けを作ったりしたのも
すごく好きだったのです。
そして、上記にあるSCPのホラーでも
わざわざTwitterのアカウントを作って
物語と同じやりとりをしているのを目にした時に
ゾワッとする仕掛けもすごく好感を持ったりしてました。

嘘だと分かっているからこそ面白い。
嘘と分かっていなくても、騙されている間はおいしい。
ただ、願わくば騙す方の人に悪意がないことを祈ります。
虚言癖の人って周りを楽しませたいっていうのが根底にあって
人を傷つけるものではないんですよね。
ただ自分に注目してもらいたい。
それは寂しさの裏返しで不安の表れでもある。
嘘つきは混乱させられるし困ったちゃんでもあるけどね、
「そうなんだ」ってしっかり受け止めた上で
自分の最善策を取ればいいと思います。
子供頃とかって嘘と現実が混じってるものだし
叱っても仕方ないことの方が多いだろうからね。

そんなことをここ数日読んで、
見ていたホラーから考えていました。
怪談系が好きな人にはぜひオススメいたします。
マジで怖いので。モイ!

【ゆっくりSCP解説】攀縁って何だと思いますか【SCP-tale:攀縁】

*SCP…ネット上に存在する共同創作コミュニティサイト
   詳しくはWiki読んでくれぃ
コメント
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