あも&サチアキの交換日記

どうやら交換日記が続いているようです(祝何年目?

TAR/ターを見終えたよ

2024-02-29 | from:sachiaki
珍しくこちらの日記に書く前に顔本の方に
そこそこの文字数を上げてしまったので
どうすっかなー…なんてなっているsachiakiです。

TAR/ターのあらすじはこう

ドイツの有名オーケストラで史上初の女性首席指揮者となったリディア・ター。しかし、その成功と名誉の裏にはさまざまな精神的困難や陰謀が隠されていた。

Google AIさんのまとめ方ざっくりしてんな〜と思ったけれど
いやまぁ確かにそうなんだわ。

で、この映画は切り口が多くあり過ぎて
あらすじだけじゃ全然足りない!!って感じなんですよねぇ。
実際映画の公式サイトのストーリーを見てきたけれど
全然まとまってないよ!って思ったし。

とりあえず権力の頂点に至るまでの
主人公ターの努力はとてもじゃないけれど
考えられないほどすごいことだったと思うし
多才と呼ばれるほどたくさんの賞を取ったりして
それらでも満足がいかない貪欲さとか
ほとんど狂気と呼んで良いほどの
「頂点」を求める彼女のことは
けっこう好きだなって思いました。

他の人の考察の方が優れているので
考察読みたい人は探してみてください。
盛り込まれていることを全部理解するには
一回見たぐらいじゃ気づけないし
他の人の考察を読んでから再度見てみると
また違った印象を受けるかもしれないです。
私も最初の方は、ながら見をしていたので
細かいところをかなり見落としてるので
もう一度見てみようと思います。

最後のオチについて、映画制作者サイドも
「あなたはどう思いますか」と書いていたけれど
ここはけっこう意見が分かれるのかもしれないな、と。
私は投げっぱなしジャーマンをされた気持ちで
ポカンとしてしまったけれど
彼女のリスタートという意味で
原点があるのは良いことだなって思ったし
悪いラストではなかったと思う。
さんざん人を操ってきた主人公が
最後はコンピューターに支配されて指揮を振るうのが
最高に皮肉が効いてて滑稽だという人もいるようだけど、
私はどういう形であれ、
自分に求められるものを探してこられる
彼女の逞しさを感じたかなぁ。

なんで投げっぱなしジャーマンな気持ちにされたかといえば
どうも彼女が精神的に参っていることを描いている世界が
あまりにリアルだったので
本当にある事件性と勘違いしちゃってたみたいです。
人の悲鳴とか聞こえてたからヤバイじゃんって思ってたし
犯人誰なんだろう?ってずっと考えちゃってた。。
そういうことじゃなかったのねぇ。。

とにもかくにも、この主人公は女性であったけれど
立ち振る舞いとかは男性的だったし
実際、彼女はレズビアンで養女からは「パパ」と呼ばれていたので
権威主義は性別なんて関係なくあるものなんだろうと
そんなことを思いました。

『TAR』が男性的な自由さを発揮した女性の話なら
『哀れなるものたち』は女性的な自由さを
発揮した女性の話なんだろうな。

私は権威自体は悪いとは思わないし
あった方が良いと思う。
問題はその権威が暴走してしまうことなので
権威そのものを否定する人とは
ちょっと相容れないかなぁ。
と書いているけれど、
自分自身は権威者になりたくないと思っているので
自己否定している気もする。
う〜ん、複雑。

さて、やることいろいろあるのでこの辺にて。
ちなみにサイドオーダーは全クリアできました!
おめでとう、わたしヾ(⌒(ノ'ω')ノわーい

モイ!
コメント
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