岐阜の画廊 文錦堂

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いよいよ「木地師 佐竹 康宏展」開幕です!!~会場風景~

2013-12-08 09:26:28 | 工芸
皆様、おはようございます。
今朝の岐阜は、爽やかな冬晴れの日曜日を迎えています。

さて、本年度の文錦堂最後の展覧会となる「木地師 佐竹康宏展」【~15日()】が、いよいよ始まりました!!

初日となった昨日は、2年ぶりとなる佐竹さんの個展を一目見ようと、県内外から大勢のお客様が詰めかけて頂き、ブログも更新出来ないほどでした・・・。(驚)
漆器愛好家の方々の佐竹さんに対する期待の高さを改めて感じます。 それにしても、木の好きな方はホント多いですねぇ~・・・・・・。(驚)
改めて、厚く厚く御礼申し上げます。

明日9日(月)から弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)でも、20:00~順次販売させて頂く予定ですので、そちらの方でもお楽しみ下さい。

それでは、素晴らしい出来栄えの新作群が出展され、佐竹さんの“集大成”ともいうべき個展となった展示会場をご紹介致します。



 ウィンドウには、「楓杢花生」「黒柿花生」を。



玄関正面は、今回“初”出展となったご子息 泰誌さんによる各種「盛器」がお出迎え致します。

 

床の間の中央は、泰誌さんによる伝統工芸展北陸支部展で奨励賞を受賞した「欅造り拭漆盛器」
額は、岐阜出身の故 加藤 東一画伯(1916-1996 日展理事長・文化功労者) 作による「瑞雲富士」



“親子共演”による「椀類」コーナー。 普段に、ぜひ使ってみたいと思わせる「パン皿」「カレー皿」「醤油注し」などの食器群も並びます。



欅・栗・楓、そして黒柿で挽いた、様々な種類の「茶托」「銘々皿」、そして「盆」などの作品が並びます。
「木の葉大茶托」「栗横荒目筋茶托」は、文錦堂でもいつも使用しており、その使い易さと丈夫さから大変重宝しております。



今回初めて額装仕立てにされた「黒柿干菓子盆」と、人気の「小鏡」類も並びます。



柿の木が数百年の樹齢を重ね古木になると、希に心材に墨で書いた様に黒い紋様が入るものがあります。
この様になった柿の木のことを「黒柿」(くろがき)と呼び、古来より貴重な宝物として珍重されてきました。

山水画の如く見事な文様を見せる「黒柿」の景色からは、自然が創り出した神秘とも言える美しさを感じさせます・・・。 



 裏面も見れるようになっています。 もちろん額から取り外して使用することも可能です。



明日は、画廊奥の会場風景をご紹介致します。乞うご期待!!
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DM掲載作品紹介(2)/木地師 佐竹 康宏 展 より

2013-12-06 08:48:53 | 工芸
皆様、おはようございます。

今朝の岐阜は、爽やかな冬晴れの青空が広がっています。 今日も暖かく穏やかな1日になるそうです。

さて、明日から、いよいよ本年度文錦堂企画展の最後を飾ります「~木・轆轤・漆~ 木地師 佐竹 康宏 展」 【12月 7日(土)~15日()】が開催されます。
なんと!?、今回で7回目となる個展ですが、毎回毎回、佐竹先生の衰えることのない創作意欲には驚かされます・・・。
今展でも、様々な木の特性、表情、魅力を存分に引き出し、“用”に即した器の中に生かした逸品群が数多く出展されます!!

それでは、開催に先立ちまして、今日も昨日に引き続き、DM掲載作品をご紹介致します。

今日ご紹介致します作品は、存在感溢れる「竹水差し」です。
この作品は、神奈川県三浦郡葉山町で取れた孟宗竹を使用されたそうですが、これだけ肉厚で太く立派な竹はなかなか無いそうです。
趣のある景色も良く、風格を感じさせる逸品です。



   佐竹 康宏 作 「竹水差し」 H22.5×D15.5cm・・・・・¥315,000-

 塗蓋も当然、佐竹先生の自作です。

 麻布を生漆で二重に張り合わせ、丁寧に成型された見込み。

 堂々とした竹節。

竹の開花は非常に珍しく、約100年周期で繰り返されると言い伝えられています。
開花後にその竹林はいっせいに枯れ始めますが、枯れ始めた頃の竹には稈面に黒い染みが浮かんできます。
この黒い染みが入った竹を特別に「染竹」と呼び非常に珍重されます。
稀少価値の高さと侘びた感じが茶道の世界で特に好まれ、花生けや茶杓に賞用されるほど稀少な銘竹だそうです。
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DM掲載作品紹介(1)/佐竹 康宏 展より

2013-12-05 16:37:38 | 工芸
皆様、こんにちは。

ここ数日、本当に暖かいですね。 今日も岐阜は、日中の気温が15度を越すなどポカポカ陽気の1日となりました。

さて、明後日より、いよいよ本年度文錦堂企画展の最後を飾ります「~木・轆轤・漆~ 木地師 佐竹 康宏 展」 【12月 7日(土)~15日()】が開催されます。

開催に先立ち、DM掲載作品をご紹介致します。

今日ご紹介致します作品は、佐竹先生が漆器の可能性を追求し、「陶器に負けない漆器による茶器を」と、近年力を注ぐ「抹茶椀」をご紹介致します。

樂茶碗を彷彿とさせる、このお茶椀を初めて目にした時は“衝撃的”で、漆器の固定概念を見事に覆されました・・・。



   佐竹 康宏 作 「抹茶椀」 H 8.6×D11.5cm・・・・・(売約済

 落ち着いた、カセた肌合い。 中央には火間の様な景色があり、見所の一つとなっています。

 茶溜まりが施された見込部分。

 高台は、三日月高台。 高台脇は漆が掛かっておらず、素地が露出し、さながら「土見せ」の様。

佐竹 康宏(さたけ やすひろ)

1952年 石川県加賀市山中温泉に生まれる 1970年 佐竹常良に師事 1994年 日本民藝館展入賞(98') 2001年 岐阜 画廊 文錦堂にて個展(以後、隔年開催)
2004年 工房 千樹 設立 2005年 イギリス ウェールズにてワークショップを行う 2007年 AAW(アメリカアソシエーションウッドターナ)大会招待され講演・実演
AWGB(アソシエーションウッドターナイギリス)20大会招待され講演・実演

【個展】日本橋三越本店を中心に、全国各地で作品発表を続ける / 元 東京藝術大学非常勤講師(集中講座)
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真心込めて・・・。

2013-12-04 15:03:32 | 工芸
皆様、こんにちは。

今日の岐阜は、昨日同様に暖かな陽気となっています。

さて、今日は朝から父と共に先の「唐津 安永 頼山 作陶展」の納品作業を行っています。

納品作業は、いつも父が作品を梱包し、私が荷造りを担当致します。
その昔、“日本一”の表装と謳われ、横山 大観、速水 御舟、上村 松園・・・など、幾多の巨匠の表装を一手に手掛けていた「中村鶴心堂」で修業した父は、職人気質そのままに、いつも作品をビシッと綺麗に梱包してくれます。 思わず開けるのを躊躇うほどです。









そして、ここから先の荷造りは、私の出番です。 全国に発送する為、破損に細心の注意を払いながら荷造りを致します。
最後にお礼状を同封して、梱包完了です。





多くのお客様方から、「文錦堂さんから届く作品は、いつも綺麗で気持ちが良い。」との大変嬉しいお言葉を頂戴致します。

荷物を開けた時のお客様の笑顔を思い浮かべながら、1点1点に“真心”を込めて・・・。 作品がお手元に届くまで、今しばし楽しみにお待ちください!!
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桐箱到着!! もうしばし、お待ち下さい!!

2013-12-03 17:06:10 | 日記
皆様、こんにちは。

今日の東海地方は、上着が必要ないほどのポカポカ陽気となりました。

さて、今日は三重県四日市市に住む姉のお宅へと行って来ました。 いつも良き理解者で応援してくれる姉に感謝感謝です。
その帰りには、岐阜県海津市平田町にある千代保稲荷神社へ寄り、今週末開催予定の「~木・轆轤・漆~ 木地師 佐竹 康宏 展」 【12月 7日(土)~15日()】の成功祈願をしてきました。



こちらの千代保稲荷神社は、京都の伏見稲荷、愛知の豊川稲荷と共に、日本三大稲荷の一つとも言われ、地元の岐阜県西濃地方など中京地方ではお千代保稲荷(おちょぼいなり)と呼ばれることが多く、通称「おちょぼさん」として親しまれています。

商売繁盛、縁結び、合格祈願などにご利益があり、特に商売の“ご利益”は半端ではありません。
伏見稲荷や豊川稲荷と比べるとかなり小規模ですが、ご利益をもらう為に年間250万人もの人が参拝するそうです。 今日も多くの人たちが参拝されていました!?
ご商売されている方は、是非一度参拝してみて下さい。 ご利益があると思いますよ。(笑)

さて、夕方画廊へと帰ってきましたら、唐津の安永 頼山さんより先の個展分の桐箱がド~ンと届いておりました。 今回もかなりの量で、嬉しい悲鳴です・・・。



皆さんお待ちかねだと思いますので、大至急納品作業に取り掛かりたいと思います。 作品がお手元に届くまで、今しばし楽しみにお待ちください!!
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