写楽湯遊

キャンピングカーで名所旧跡を訪ね、温泉に浸り、たまに山歩き、写真撮影、釣りなどを楽しんでいる夫婦です。

発電機の収納庫を解体

2021年11月21日 | 車の快適化

発電機を降ろした収納庫を解体した。

がっちり作り込んでいたので解体も大変だった。

発電機を降ろすと、この様になっている。

収納していた枠の内側には反響防止のタイルカーペット、外側には防音ゴムシートが張り付けられている。

底はゴム製の振動防止クッション4個を取り付けたスライド式台座で、これに発電機を乗せていた。

更に扉に接する枠の縁にもクッションを張り付け、間違っても収納庫内から排ガスと騒音が車内に漏れない細工を施している。

また、扉の内側に厚手の耐熱性防音シートを張り付けている。

台座の下には補強用の角材が二本。

これを取り付ける前は走行中の振動でスライドレールが直ぐに壊れてしまった。

発電機の重さに耐えきれなかったようだ!

スライドレールは発電機のエンジンオイル交換する時に本体を引き出すため必要な機能である。

敷居滑りを張り付けた角材で発電機の重量を受け止め、スライドレールに負荷が掛からないようにしたら、その後壊れる事は無かった。

外側の防音シート、内側のタイルカーペットと縁のクッションを剝ぎ取った人造大理石の白い枠。

その奥の丸い穴二つは空気取り入れ口。

左側はガソリンタンク収納庫跡で、木枠を取り払い何もなくなった状態。

扉から排熱・排気カバーを取り外す。

耐熱吸音材を張り付けたカバーの内側とドアも煤で黒くなっている。

排熱・排気を下向きにするルーバーも扉から取り外した。

カバーを取り外した跡はプラスチック板で塞いだ。

解体した部材を並べてみると、かなりの量だった。

先ずは人造大理石の板4枚、これが重かった。

発電機を乗せていたスライド台座とガソリンタンクを収めていた板など。

これらを組み立てる際に使っていたアルミアングルとスライドレール。

内側に張り付けていたタイルカーペットと外に巻いていた防音ゴムシート

発電機をコントロールしていた滑車と組み立てに使っていた小さなボルト・ナット類。

使っていたネジの多さに、自分でもビックリ!

解体してみて、作る時の大変さを思い出した。

でも、仕掛けを図面に落とし、作り込む作業の楽しかった思い出の方が遥かに多い。

これで発電機を降ろす作業は完了。

発電機が25kg、ガソリンタンクが10kg(それぞれ燃料が満タンで)、それに人造大理石や台座、材木などを含めると総重量は60kgほどになった。

これだけ軽量化出来たことは車にとって良い事だ。

次はこの場所をどの様に使うか?

それを考えるのが、また楽しい!

 

 

 

 

 


発電機を車内から操り人形のように

2021年11月17日 | 車の快適化

この秋の車旅で発電機を使わなくてもリチュームイオン電池の電力だけで賄える事が分かった。

従来のバッテリーの時に電子レンジを使う時は必ず発電機を稼働させAC100Vを取り出していたが、リチウムイオン電池に交換してからはインバーターでAC100Vが給電できるようになって発電機が要らなくなった。

重くて使わない発電機は不要になり降ろす事にした。

発電機を収めている消音ボックスと車内から細いロープで運転・停止する操り人形の様な仕掛けは、私なりに考えて作り込んだ作品であり、記録としてここに記す事にした。

マニアックな話ですので興味のない方はパスして下さい。

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後方のこのドアの内側に発電機を収納。

少しだけ飛び出している部分は排熱・排気カバーである。

次の写真の四角く囲んでいる所は空冷の排熱口、丸で囲っている所はエンジンの排気口。

発電機がギリギリ収納できる小さなボックスだが、後方に開けた穴から新鮮な空気を取り入れており、扉を閉じたままでも庫内の温度が外気温より少し上がる程度で連続運転が可能。

台所のシンクに使っている人造大理石の端材と内側にタイルカーペットで反響音を抑えた収納庫は消音効果が高く、それとアルミ板製で内側に耐熱吸音材を張り付けた排熱・排気カバーは予想以上に騒音を抑える事が出来た。

発電機左の10リットルのガソリンタンクからホースで発電機の燃料キャップに繋がり、ガソリンが減ればタンク内の気圧が下がり自動的にホースで給油されるようになっている。

タンクはこの様にホースが繋がっている。

ガソリンが減ると車外からタンク内に空気が入るようになっている。

最大の特徴は発電機の運転・停止を車内から細いロープでコントロール出来る事である。

④のチョークを引き、取っ手に引っ掛け⓷の運転スイッチのロープを引き、リコイルスターターを強く引くとエンジンが始動する。

この4本のロープの先は滑車などを通じて発電機に繋がっている。

発電機収納庫内はこの様になっている。

黄色はリコイルスターターのロープで滑車で横向きにして発電機に繋がっている。

赤色は運転・停止のロープで滑車を通して発電機のスイッチに繋がり、運転ロープを引くとレバーが下がりエンジンスイッチが運転に、もう一本の停止ロープを引くとレバーが上がりエンジンが停止。

始動して安定すると④のチョークを引っ掛けた取っ手から外すとバネの力で元に戻る。

これだけでOK!!

止める時は②の停止スイッチロープを引くだけで発電機は止まる。

車内からからくり人形のように細いロープで発電機をコントロールできる仕掛けになっている。

 

今回不要になり降ろす事になったが、長い間よく働いた発電機にご苦労さんと言いたい。

次はこの空間をどの様に活用するか思案中である。

 

 


入り口ステップの敷物を交換

2021年11月08日 | 車の快適化

6年前にキャンピングカー入り口の周りをソフトマットで覆うなど、防寒対策強化を行いました。

これはその時の写真で、ステップは既に貼り付け終わり2mmのビニールシートを被せ防水対策も施しています。

枠周りは両面テープとコーキング材でソフトマットを張り付ける前の状態です。

これはその枠にソフトマットを張り付けた状態です。

見栄えを良くする為ソフトマットの上にクッションフロアを張り付けました。

そしてステップには真新しい人工芝を敷いて完成、この様に綺麗でした。

それが今では古くなり、人工芝の隅は擦り切れ傷んでいます。

拡大すると傷み具合が分かります。

今回も同じ様な人工芝をホームセンターで購入。

これだけだと腰が弱く補強の裏打ちが必要で、その材料を物置で探しているとタイルカーペットを発見。

家の階段に張り付けた時の余りが一枚だけ残っていた。

裏打ちの材料ではなく、そのまま敷けば人工芝よりこちらの方が遥かに最適である。

折角購入した人工芝だが、使わない事にした。

物置に不要なものがまた一つ増えた。(泣)

この様な失敗は今までにも何度かあり、物置の品物が増えている。

タイルカーペットをステップに合わせてカット。

それを敷き込むだけで良い。

裏側はゴムマットでしっかりしており、補強の裏打ちも必要なく完成である。

色合いも周りと馴染み、しっくり似合っている。

耐久性があるので、汚れて洗う事が有っても交換する事はもう無いだろう。

 

 

 


不要な配線・3度目の整理

2021年10月26日 | 車の快適化

キャンピングカーには発電機を積んでいる。

電子レンジを使う時に発電機を稼働させ、そこからAC100Vを取り出し使ってるが、同時にバッテリー充電も行っている。

バッテリー残量が少ない時に電子レンジを使うとバッテリー充電に大きな電流が流れ、電子レンジに使う電流と合算されるため発電能力(ホンダ16i)を超えて保護回路が働き自動的にAC100Vがシャットダウンされ、電子レンジが使えなくなることが何度も発生していた。

その為、電子レンジを使う時はバッテリーの充電をストップさせるスイッチを取り付けていた。

しかし、今回リチウムイオン電池に入れ替えたことから、電子レンジは発電機を使わないでリチウムイオン電池からインバーター経由でAC100Vに変換して使うようになった。

この事から充電をストップさせるスイッチも無用の長物になり取り外す事にした。

 

配線が入り組んでいるが、これは充電カットしている事を忘れる事が有った為、それを防止するための点滅ランプなどを取り付けたためである。

取り外したボックス、スイッチ、配線です。

この側面の穴や傷は、今回を含め快適化の履歴書でもある。

不要になった配線、3度目の整理で完了!!


リチウムイオンバッテリーにセル別リポメーター(電圧計)を取り付けた

2021年06月21日 | 車の快適化

一昨日キャンピングカー仲間の友人Fさんから手作りのリポメーター(電圧計)が届いた。

表示板はしっかりとマスキングテープで養生し、配線用のコードには接続先のタグが付いている。

裏側はこの様になっている。

何時もながら丁寧な仕事である。

左の段ボールは壁に取り付ける際の配線穴位置決めガイドである。

更に分かり易いリポメーター表示部への結線図も送ってくれた。

これが有れば間違いようもない!

設置場所は既設の電流・電圧計の隣に決めた。

この電流・電圧計もFさん手づくりである。

並べると高さが同じでピッタリ揃うように作られている。

先ほどの段ボールを張り付けて、配線用の穴を開ける。

壁には今回取り外した充電コントローラーや配線などの穴だらけだが、また一つ増えた!

配線は壁裏を通してリチウムイオンバッテリーの各セルに接続。

スイッチをオンにすると各セル別と全体の電圧が表示された。

スマホでこの情報は見られるが、その都度アプリを立ち上げ接続しないと見られない。

これからは何時でも簡単にセル別の電圧状況を見る事が出来安心である。

Fさんに感謝である。

有り難うございました。

 

 

 

 


.風景写真

四季の風景写真