★我が家で育てている「マツバボタン(松葉牡丹)」★
☆花言葉・・・「無邪気」「可憐」☆
☆★=☆★
小さなことである。
しかし、
人間の精神は些細なことに影響を受けやすい。
電燈料が勿体ないからと言って、
あるいは電燈をつけても
どうせ本を読むのではないから、と言って、
灯をつけなかったらどうなるだろう。
暗闇の中にいれば、
着物もボロでいい。
髪をくしけずらなくても誰に見られることもない。
それはもう精神の死である。
人間は、
お互いの顔を見、
その表情から内心を察し、
小さな野菊一輪を生けて、その中に優しさを感じる。
それらはみんなあかりのもとで行われるのであり、
夜が来ても、
そのような精神的な行為を続けるために
灯をともすのである。
だから、夜は早めに、
必要でも必要でなくても、
人間がいるということの証(あかし)のために、
灯をつけなければならない。
《 自らの救いのために 》
~曽野綾子「完本 『戒老録』」~