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かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

芦別岳1726m① 初の本谷沢登り 

2022-08-06 | 沢登り
ずっと憧れ、数年前から具体的なイメージを抱いていた芦別岳ピーク岩稜。
大先輩のS田さんが、付き合ってくれると言う。
そのS田さん、「暑いから本谷から行くのがいい」と言う。
という訳で、まずは本谷沢登編。

8月3日(水) 山部駅前「ときわ食堂」にて、天気祈願の祝杯。100年続く味に舌鼓。
8月4日(木) 曇り空、上空はガス。稜線は晴れの雲海に期待して出発。
5:45、登山口通過。

7:30、懐かしのユーフレ小屋。同じ景色に安心感。

今回の期待1は、「夏の本谷」。残雪を利用して登るのが一般的なので、沢として登ったことはない。
わくわくしていると、すぐにゴルジュ。

高巻き用にFixロープがある。昨年新品に取り換えられたらしく、ありがたい。
9:15、「インゼル」が見えてくる。

雪渓が始まる。硬い雪が歩きやすい。

10:20、Co920mの滝。
腰まで浸かって、水流内にホールドを求めれば、直登可能そうだが、寒いので濡れたくない。右岸草付き高巻きで突破。
12:30、Co1330m。
大きな岩が川を塞いでいるところで雪渓が切れる。
岩の右が水流。左は流れのないチョックストーン。

チムニーを楽しみながら突破。

雪渓の急斜面が続き、全荷の重さがこたえ始める。
でも、時々太陽がのぞきだして、期待をあおるとともに、幽玄な雰囲気をかもし出す。

西壁が見える頃には、すっかり晴れ渡り、翌日の登攀への期待が高まる。

でも、この頃にはヘロヘロかっぱ、50mに1回くらいへたり込み、呼吸を整える始末。
おかげで何度も振り返り、景色を眺めることができました。


15:00、稜線着。

翌日登る壁を眺めながら、雲海とお花に囲まれた幸せテン場。
このテン場が今回の期待2。
キンキンに冷えたビール(1Lと冷却雪渓荷揚げ済)で祝杯を挙げ、全世界に感謝。
ヘロヘロ満足の2日間。


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