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クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

宮尾登美子作品のヒロインを和菓子にたとえると・・

2015-01-22 | 本と雑誌

 先日、作家の 「宮尾登美子」先生が、お亡くなりになりました。

いっかん(一貫)して、

女性の生きざまを

かきつづけた

みやお先生。

 「優雅な筆致」で つづられる、女たちの

波乱万丈な 

人生は、

どく(読)者、

とくに女性を

ぐるぐる・まきこんでしまうそうです

 宮尾作品の主人公たちって、みんな、

苦労しながらも

ひたむきに耐えて

咲くんだよね。

ちょうど、

今の季節に お茶で出る、

春先の花のお菓子と

イメージが重なるわ。」

と言って

 うちのチットが、おかし(お菓子)をたくさん 買ってきたので、

二人で 

そうだん(相談)して、

「宮尾作品のヒロインたちに あてはめてみよう

ってことに

なりました

だい(題)して

「和菓子で具現化する、宮尾作品

 「宮尾作品」は、大きく4つに 分かれるので、

以下のじゅん(順)に

おかし(菓子)を

あてはめていきます

1、自伝的作品

2、高知もの

3、芸道もの

4、その他(大物含む)女性・一代記

・・・・・・・

では!


 「櫂」・「春燈」・「朱夏」・「仁淀川」の、綾子

 →お菓子:「早蕨」 

高知で芸妓紹介業を営む生家と、自分の半生を描いた一連の作品群。

 萌え出るサワラビの生命力が、宮尾先生に重なります)


 「寒椿」の、土佐芸者4人

 →お菓子:「寒椿」

時代の荒波にのまれながらも生き抜く、表題どおりの女たち)


 「陽睴楼」の、桃若

 →お菓子:土佐銘菓・「かんざし」

高知一の料亭の名妓が、一人の男の出現で 思わぬ方向に流されます。)


 「鬼龍院花子の生涯」・・・これは、花子というより、高知の侠客「鬼政」の話。なので、

 →お菓子:土佐銘菓・「いごっそう」

「いごっそう」とは、一徹な土佐男児の意味)


 「一弦の琴」の、蘭子

 →お菓子:「白梅」

一弦琴の音色を甦らせた、人間国宝・秋沢久寿栄をモデルにした、直木賞受賞作)


 「序の舞」の、つう

 →お菓子:「福梅」

明治の女流日本画家・上村松園がモデル。やはり京女なので、はんなり求肥のお菓子にしました♪)


 「松風の家」の、由良子

 →お菓子:「吉祥梅」

今の隆盛が信じられないくらい落ちぶれていた茶道千家の、

 復興を支えた女たち)

・・本当は茶道らしく、「むくげ」の練りきりにしたかったけど、なかったので、こちらにしました。


 「伽羅の香」の、葵

 →お菓子:「老松」

お菓子は香木のイメージです。香道復興にささげた女性の伝記です)


 「きのね」の、光乃

 →お菓子:「福寿草」

かんしゃく持ちの十一代市川団十郎に仕えた、一途すぎる内縁妻。

 海老蔵さんの激しさは、このお祖父さんの血に間違いありません


 「菊亭八百善の人々」の、汀子

 →お菓子:「梅一輪」

経営難の嫁ぎ先料亭を立て直す、明るい若妻。江戸っぽい形の練りきりを選びました


 「蔵」の、烈

 →お菓子:「青竹」

失明するも、実家を継いで女性杜氏となる・れつと、越後酒造家の人々。烈よりも、烈のおばさんが、裏主人公ですが。)


 「天璋院篤姫」の、篤姫

 →お菓子:「かりんとう」

13代将軍徳川家定夫人として、幕末を生きた、薩摩おごじょ。華やかなパッケージに包まれていても、本質は素朴です。大河ドラマでは、宮崎葵ちゃんが演じていました


 「天涯の花」の、珠子

 →お菓子:「春菜花」

一人の純粋無垢な少女の、15~20歳までの成長と愛を描いています。

 お菓子は、物語のアクセントとして出てくる、キレンゲショウマの花の色から選びました。)


以上

チットが よんだことのある、

みやお作品に げんてい(限定)して

お送りしました

上記のお菓子たち・・

金沢森八、源吉兆庵、塩瀬総本家、高知浜幸、鶴屋吉信、熱海間瀬、箱根花林堂でした!














 

 

コメント (2)
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