(この夏)
「🐻 ねえ、お休みは どうやってすごすの?」
「 ふふ~ん よくぞ聞いてくれました~ 前から楽しみにしていた本を読むんだ〜
その名も『シャーロック・ホームズ 対 伊藤博文』!!」
「🐻・・・えっ(いとうひろぶみ)」
タイトルからして 突っ込みたくなるような・その本は、
人気作家の松岡圭祐さんが 去年書いた、
歴史ファンタジー小説🌈。
主人公は、かの 名探偵シャーロック・ホームズです。
彼が、宿敵 モリアーティ教授との取っ組み合いの果てに滝に落ちて
第1部が終わる
のは よく知られていますが、
その後3年して、ロンドンに帰って来て 第2部が始まるまでの空白期間、
ホームズはどこで何をしていたのか?
そこを
「実は日本に行っていた。」
ってことにした、
そういう設定の本です
(よく読むと、そんなに史実との矛盾もないんですよね
よくできています
原作でも、失踪期間中ホームズは東方へ行っていた?と匂わせる部分がありますし・・
もともとホームズは、日本の武術に長けていますし🥋)
~あらすじとしては~
幕末に長州の志士であった22歳の伊藤博文は、イギリス留学中、ロンドンでまだ10歳
その後、大人になったホームズは、モリアーティ教授一味から身を隠さなければならなくなるに至り、
(できるだけ遠く・・そうだ日本に行こう 昔 知り合ったあのお兄さん(伊藤博文)もいるし・・
と 来日し🚢
すでに総理大臣になっていた伊藤博文と再会
滞在中 たまたま起こった大津事件(※来日中のロシア皇太子 ニコライが日本人に襲撃される、明治時代の有名な事件)
と、それにまつわるナゾを 解決する
そんな内容。
おおつ(大津)事件とは、近代史にくわしい人なら誰もが飛びついてしまう
「起承転結すべてそろった、エピソード
当時の日本とロシア、ひいては 日本とイギリスとの政治的関係を
背景に大きく取り込んだ 松岡圭祐のこのかけ合わせは、
笑いながらも うなってしまう
すばらしい着想の、アナザーストーリーです
うちの歴女チットも、この時代が 好きなので
はじめは、おかしそうに笑いながら
また、細かいところを確かめながら
読んでいました。
が・・・
読み進めるにつれて、
しだいに、きげん(機嫌)が わるくなってきたのです。
自分が長年、人に語ってウケてきた・お気に入りの歴史的エピソードが、
他人によって語られて、すごくウケている。
という
「やられた感」・・(しっと=嫉妬ですね。🐻(笑))
「 話としては面白いんだけどさ~・・なんか私、おもしろくない。」
と
つぶやいて、本を閉じました
📚
「🐻 作家さんと張り合ってもしょうがないじゃん。」
「 張り合ってるわけじゃない」
休みの日に本を読むなら、
自分が詳しくないジャンルにしておいた方が、
純粋に楽しめるし、
休まる
という、実例でしたね~
(←こちらは、クリンの好きな、前髪下ろしホームズです)