クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

シャーロック・ホームズ 対 伊藤博文

2024-09-11 | 本と雑誌

(この夏)

「🐻 ねえ、お休みは  どうやってすごすの?」

ふふ~ん よくぞ聞いてくれました~ 前から楽しみにしていた本を読むんだ〜

 その名も『シャーロック・ホームズ 対 伊藤博文』!!

 

「🐻・・・えっ(いとうひろぶみ

 

タイトルからして 突っ込みたくなるような・その本は、

人気作家の松岡圭祐さんが 去年書いた、

歴史ファンタジー小説🌈。

 主人公は、かの 名探偵シャーロック・ホームズです

彼が、宿敵 モリアーティ教授との取っ組み合いの果てに滝に落ちて

第1部が終わる

のは よく知られていますが、

その後3年して、ロンドンに帰って来て 第2部が始まるまでの空白期間、

ホームズはどこで何をしていたのか?

そこを

「実は日本に行っていた。」

ってことにした、

そういう設定の本です

(よく読むと、そんなに史実との矛盾もないんですよね

よくできています

原作でも、失踪期間中ホームズは東方へ行っていた?と匂わせる部分がありますし・・

もともとホームズは、日本の武術に長けていますし🥋)

 ~あらすじとしては~

幕末に長州の志士であった22歳の伊藤博文は、イギリス留学中、ロンドンでまだ10歳のシャーロックホームズに出会う。

その後、大人になったホームズは、モリアーティ教授一味から身を隠さなければならなくなるに至り、

(できるだけ遠く・・そうだ日本に行こう 昔 知り合ったあのお兄さん(伊藤博文)もいるし・・

と 来日し🚢

すでに総理大臣になっていた伊藤博文と再会

滞在中 たまたま起こった大津事件(※来日中のロシア皇太子 ニコライが日本人に襲撃される、明治時代の有名な事件)

と、それにまつわるナゾを 解決する

 

そんな内容。

 おおつ(大津)事件とは、近代史にくわしい人なら誰もが飛びついてしまう

「起承転結すべてそろった、エピソード満載の事件」であり

当時の日本とロシア、ひいては 日本とイギリスとの政治的関係を

背景に大きく取り込んだ 松岡圭祐のこのかけ合わせは、

笑いながらも うなってしまう

すばらしい着想の、アナザーストーリーです

 うちの歴女チットも、この時代が 好きなので

はじめは、おかしそうに笑いながら

また、細かいところを確かめながら

読んでいました。

が・・・

 

読み進めるにつれて、

しだいに、きげん(機嫌)が わるくなってきたのです。

 

自分が長年、人に語ってウケてきた・お気に入りの歴史的エピソードが、

他人によって語られて、すごくウケている。

という

「やられた感」・・(しっと=嫉妬ですね。🐻(笑))

 

 話としては面白いんだけどさ~・・なんか私、おもしろくない。」

と 

つぶやいて、本を閉じました

📚

「🐻  作家さんと張り合ってもしょうがないじゃん。

 張り合ってるわけじゃない

 

休みの日に本を読むなら、

自分が詳しくないジャンルにしておいた方が、

純粋に楽しめるし、

休まる

という、実例でしたね~


(←こちらは、クリンの好きな、前髪下ろしホームズです

 

 

コメント (20)
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