名前に「蝉」が入る人で
思い出しましたが
うちのチットが 昔しらべて
そえだあぜんぼう(添田唖蟬坊)
という、
えんかし(演歌師)がいます
「演歌師」というのは「演歌歌手」のことではなく、
えんぜつ(演説)をぶつ人。
文明開化の壮士芝居の流れから 生まれた・えんか(演歌)・・
それは
明治・大正の政治や社会を
批判・風刺する
下からの、元気な大合唱であった
そうですが、
その先頭で、大声を はりあげていたのが
この、そえだ・あぜんぼうです
「ああ金の世や金の世や~ 地獄の沙汰も金次第~」
辻バイオリン弾きが、この俗よう(謡)を
弾き語りしているのを🎻
映画などで ごらんになった方、
いらっしゃるのでは ないでしょうか?
(あぜん坊の歌です)
「お前この世に何しに来たか~ 税や利息を~払うため~
華族の妾のかんざしにピカピカ光るは何ですえ~
ダイヤモンドか違います~
可愛い百姓のあぶら汗 トコトットット~」
たいしゅう(大衆)のなげきを
歌いながらも
「パイのパイ」とか、
「チョイトネ」とか
「トコトンヤレトンヤレナー」
など、
したしみやすい・節まわしをつけて 口ずさみやすくした
作詞の天才・あぜん坊
は、
数々の流行歌を生み出しながら、
暗い世相を かきまわしていました
本人・・、実は 秀才でしたが、
運にめぐまれず
色々苦労したため、
非力な人たち(貧民層)に 心を寄せて
「社会主義運動」に のめり込んで行ったらしい。
大正えんか(演歌)は、彼につづけ
とばかりに
さわがしく
また、全盛を むかえていきます
<ひとつ・ご紹介「金々節」>
金だ金々 金々金だ
金だ金々 此世は金だ
一も二も金三も四も金だ
金だ金々 金金金だ
金だ明けても暮れても金だ
夜の夜中の夢にも金だ
泣くも金なら笑ふも金だ
バカが賢く見えるも金だ
酒も金なら女も金だ
神も仏も坊主も金だ
金だ元から末まで金だ
みんな金だよ一切金だ
金だ金だよ この世は金だ
金・金・金・金 金金金だ!!
・・こんなふうに、この世のしんじつ(真実)を
歌いつづけました
【おすすめ度: 今気づいたけど、これ小説じゃなかったですね・・】
(※次回は、夢野久作の『ツクツク法師』、いきます)
クリンさーーん! 演歌師までとは(*_*) 幅あり過ぎて、 クリンさん凄すぎです。
私 今読んでる田山花袋の小説の主人公〜貧しくて自分を悲しむ鬱々と。市井に埋もれることの悲哀等。
実在の人物でして 実は我が家と同じお寺さんに眠られてます。なので 今更ながら 読み返してます。
当時なら社会主義運動へのめりこむ秀才も多かったことでしょうね。
古本屋でも神田へ行かなくちゃ手に入らないような蔵書の数々、クリンさんは本に囲まれて育ったのでしょうね。
面白いです。
次回予告の夢野久作、楽しみです。
ふとフォークシンガーの高田渡さんの
値上げという曲を思い出しました。
これも、世の中変わらないなと思う一曲です。
けいこさまぁ~✨✨🐻✨✨
おかえりなさいませ✈️→🏠✨
うちのチットが取り上げたがっていたのですが、今回セミに引っかけてようやく取り上げることができました❗
あぜん坊は自分のことを「おしの蟬」って言ってたみたいで、晩年もビンボウの果てに亡くなってしまったから⤵️、今はあまり知る人も多くないとのことですが、、
この時代の日本って、ちょうビンボウな人がいっぱいいたらしいし、、「そうそう知りえない庶民感情を伝えた人が歴史からこぼれおちてしまったらダメだよね👩」ってチットが言ってました🐻(「唖蟬坊は幸徳秋水・堺利彦らと親しくなっていったらしいわ。けいこ様に伝えて」ってチットからの伝言です💡)
それにしても、けいこさま🍀すごい⤴️⤴️
田山かたいって、フトンの人ですよね✨🛌
クリンたち、あまりよく知りません❗さすがけいこさま🔔🔔🔔🔔✨✨
(田山花袋・国木田独歩・北村透谷など、近代の文学者の名前は奥ゆかしいと思う)クリンより🐻
くぼにわさまぁ~✨✨🐻✨✨
クリンたち、お父さんがへんしゅう者だったこともあって、昔から本に囲まれて育ったんです🐻👧📕(そのわりにはマンガばっかり読んでいましたけどね🎵←お気に入りはギャグマンガ『あさりちゃん』です💖お父さんも昔いっしょに読んでおなかがよじれるほど笑っていたから、やはりあれは「傑作」にまちがいないと思っています👑)
実家も今の家も、だいぶ片付けてしまいましたので、良い本が少なくなったな~とさびしく思いますが、、近所にちょうでっかいマルゼンととしょかんがあるので、たまに行っています🔔
神田✨
秋になると行きたくなりますね🍁☕📕🍛✨✨✨神保町はやっぱり秋ですよね✨
↑
って言ったら「今忙しいから冬ね」とチットに言われてしまった、クリンより🐻⤵️
クリン🐻実は今日の結びの一言を「今も昔と変わっていませんね」にしようかな💡って思って下書きを書いたんです❗
でも、どなたかがそのようにかんじて下さるだろうから、そう書くのをやめていたんです🌈✨
ナイスツッコミ✨ありがとうございました🍀🍀🍀
クリンより🍀(あぜん坊には「新わからない節」というのもあり、「ああわからないわからない今の世の中わからない 経済事情もわからない どいつもこいつもわからない ああわからないわからない 桜咲く国偉い国米がたんとある米の国 のたれ死ぬ人多い国・・」ってつづくのですが、こちらも読んでいくと今と似てるなって部分がたくさん出て来ました❗)
ユミさあん~✨✨🐻🌼🌼
高田わたるさん、ぜんぜん知らなかったからしらべたけど、(うわあ・・)っていうかしだね⚠️←値上げ
つづいて、ウィキペディアを読んでみたら、とちゅう「また、添田唖蝉坊や添田知道の明治演歌を自己流に作品化している」って書いてありました⤴️
ユミさんがかんじたように、二人は結びついていたみたいだよ🍀🍀🔔🔔
クリンより🌼
ちせいさまあ~✨✨🐻✨✨
次回のゆめの久作は、きたいしないでくださいね❗
とっても短い昔話なんです💨←「夢Q文学のご紹介」とは言えない短さなんですっ💨💨だからブログの内容もそのレベルなんですっっ⚠️
ただ、ゆめきゅう もあぜん坊と同じように「秀才だったけどフェードアウトして、戦前社会の底辺層を目の当たりにした作家だった」って、チットが言っていました💡
ゆめきゅうは地元をとびだして東京の町工場に住み込みでつとめていた20代のころに、目の前で人が殺されたのを見てショックを受け、あの作風へと流れていったそうです🌀🌀🌀ギャオオ
※ちなみにその事件はやみにほうむられ、表沙汰にはならなかったそうですよ🌀
お金と都会って、人の心をおぞましくなっちゃう何かがありますし、、ゆめきゅうもあぜん坊もそれをモクゲキしていたのでしょうね🌀
クリンより🐻💔