With A Little Luck!

趣味と生活と衝動買い日記です!(笑)。

米国産冷奴と焼酎と新撰組

2009年04月22日 | 日常
今日は仕事が早く終わり直帰だったので、池袋のジュンク堂に寄って本を物色。

先々週、京都を散策してから久し振りの新撰組マイブーム・・・というワケで「新撰組顛末記」を手にして帰る

米国産冷奴と焼酎で早速読み始める。

米国産。
・・・今日は天気よかったし、好きな冷奴のうまいシーズンになってきた
日本人が持つ「国産」信仰は根強くそして強烈で、この数年の食品表示不祥事からスーパーの売り場には「国産」を謳った商品がこれまで以上に目立つ気がする。
でも、全部を国産原料だけで作ろうとすれば(無理だけど)、それなりのコストがかかり当然価格に反映されてしかるべき。なのにここ最近はすっかり「値下げ戦争勃発」ムード
完全に高いモノは悪、安いモノは善みたいな構造になってるよなあ。

マスコミも「袋詰め放題で○○百円!」、とか「牛肉100グラム○○円!」とかそんなことばっか放映するんじゃなくて、安全な食べ物を作ろうとすれば、どんな原料使って、どんな人達が関わって、どんだけコストがかかって、そして1個あたりにこの値段がつけられてます、ってところを教えてくれれば、別の意味でもっと豊かな食文化が育ってくるんじゃないかなあ・・・なんて思う今日この頃

この豆腐についても、国産大豆だけで作ればそりゃうまいものが作れるけれど、加工適正という意味では、アメリカ産大豆の方も甘みの強い、しっかりとした、そして「安価」な豆腐ができるんだとか。専門家でないのでよくわかりませんが・・・
今日のは一丁68円のだけど十分うまかった

さて「新撰組顛末記」。
これは新撰組結成当初からのメンバーで明治期まで生き延びた永倉新八の回顧録。
当然、本人の体験談なので、記憶違いも少しあるみたいだけれど、圧倒的なリアリティーを持って幕末の京都の様子が、文章の一つ一つから滲み出てきます

司馬さんや池波さんの小説で壮絶なチャンバラシーンを読むにつけ、こんなに日本刀ってガンダムのビームサーベルみたいにバッサ、バッサと切れたのかな?、なんて思ってた。
けれど実際の池田屋襲撃のシーンの記述で「~敵はみごとに左の頬から首へ切り下げられ血煙り立ってうち倒れた~」なんてあると、怖え~!って、思ってしまう
血煙りだなんて、すごい表現だ

今日だけでもう半分まで一気に読んでしまった。
肝心な一冊を読み逃してたって感じ。

こんな一級の回顧録が残されているのも、幕末に突如として現れて散っていった、思想性の低い武装集団、新撰組の魅力なのかなあ。