ホワイト・アルバムを楽しみつつ(これは簡単に咀嚼できるもんじゃありませんね)、もう1ヶ月が過ぎてしまったポール・マッカートニー来日公演の、個人的アフター・パーティを楽しんでおります(笑)。まだまだ・・・。
今回無理をして行かなかった名古屋。
やっぱり平日の宿泊ありの遠征は自分にはなかなか難しかったんだよな~。。
万難を排して~なんてカッコいい言葉もあるけれど、少なからず他の誰かしらに負荷をかけることになるのでね。
それはNG。
ところが・・・名古屋、そう最終公演を終えたあとにリリースされた感傷的なポールのコメントを聞くと・・・
やっぱり無理して、人様にちょっとくらい負荷をかけても行けばよかったなあ~と軽く後悔(笑)。
特に全部行くことが目的ではないので(そんなこと言ったら90年は1回、93年は2回しか行ってないし)そこには未練はないんだけれど、
あの、アンコールの時に日の丸を持ったまま感極まったポールの表情が見たかったなあ~と。
とその後悔の念を少しでも晴らすためにゲットしたタイトル。
「PAUL McCARTNEY FRESHEN UP TOUR NAGOYA DOME THE MOVIE」
なんと5カメを駆使して名古屋公演を完全収録してみせた入魂の一枚。
同レーベルからリリースされた、去年の武道館公演DVDがクローズアップ・ショットの連発と巧みな編集で、
まるでプロショット?と思わされる恐るべき一枚だったので、今年についても大いに期待していたところ。
早速再生してみると・・・・これが期待を軽く超えてきましたねえ(笑)。
アリーナから4台、スタンドから1台、合計5台のカメラでシューティングを敢行。
特にアリーナ正面から捉えたショットが素晴らしく、それこそプロが、用意されたシートから撮影した映像?と思わされる様なもの。
あまりにも堂々と撮影されていてコンサート会場での隠密撮影という臨場感がなんとも希薄に(笑)。
手ぶれは正直あるけど許容範囲。スタビライザー付けて撮影してくれたらもっといいのに・・・なんて隠密撮りじゃさすがに無理な注文。
手持ちでここまで安定させるとは、撮影者さんの苦労がしのばれます(笑)
さらにポールの顔が白く飛ぶなんてシーンも皆無と言っていい。
こんなポールのどアップショットの連続。
Can't Buy Me Loveでのラスティとブライアンのツイン・ギターソロのシーン。
ギター・ソロや、バンド・メンバーがフューチャされる場面もきちんとおさえているところはさすが。
ここら辺は撮影チーム?も皆ファンなんだろうなあと思えて嬉しいところ。
Love Me Do!
オーディエンスの頭や手、サイリウムにバンドが遮られそうになる瞬間にスクリーン・ショットを交えて別カットに切り替わるので
ほぼストレスなくコンサート全編を楽しむことができる。
音声も別録りのオーディエンス・ソースが使われていて、アンプのボリュームを上げていくと、程よいエコー感のあるドームの臨場感がたっぷり味わえる。
このシーンが見たかった。
アンコール時、○ョードーの仕込みによる演出に思わず感極まるポール。
会場の様子もきっちりおさえてある。
続くBirthdayでのこの充実した表情がたまらない(涙)。よくおさえてくれました。
オフィシャルによる撮影が行われなかった今年の日本ツアーでは、2018年現在のポールの雄姿を、そしておいしいシーンを余すことなく残してくれたと言えるだろう。
他の日程もいっとくかな(笑)。