はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

結婚5周年

2012-10-20 22:57:30 | Weblog
結婚5年目は木婚式。
Hとふたりで、「木かぁ。まだまだだね」。

今回は週末だったので息子と3人で
昨年ミシュラン1ツ星を取ったというレストランへ。
(星付きというのは予約後知ったのだけど。)

有名店で修業したキュイジニエとパティシエが
独立して2009年に始めたという。
星付きとはいえ雰囲気はカジュアルでシックなビストロ。
17区という土地柄と休日ランチということもあってか、
他にも家族連れ、子供連れが何組か来ていた。

メニューはミーザンブッシュ、前菜、メイン、デザートで
49ユーロのコースから。

ワインリストも充実していたけれど、グラスでも注文できる。

注文するときにSくんが「僕はリゾット!」と言って
お店の人や周りのお客さんに笑われた。
本人は笑われたことが不満だったのか後で「何で笑ったの?
みんなが笑ったのが嫌だった。」と言っていた。

リゾットはメインの付け合わせだったのだけれど、
Sくんはリゾットが来るのが楽しみで仕方なかったようで
ミーザンブッシュ、前菜、と来るたびに
「リゾットはまだ~。なかなかこないなぁ。」と言っていた。

よい素材を使って、一品一品がきっちり料理されている。
これまでいくつか行った日本人シェフの店と比べると
野菜が少なくて、クリームが多くて、どっしりしていて
伝統的なフレンチにより近い感じのする料理。
デザートもがっつり甘い。

初めに私は息子と取りわける、ということを伝えたら、
毎回二人分を別々のお皿にきれいに盛り付けてきてくれた。
トータルの量も絶対増えている。
食後に感謝の意を伝えると、「どういたしまして。
そこで儲けているわけじゃないからね。」と言われた。
ありがとう。

私の好みからすると、もう少し野菜があるとうれしいけれど
流行に惑わされないクラシカルなフレンチを食べるには
とても良いレストラン。

La Fourchette du Printemps
30 rue du Printemps 75017 Paris
01 42 27 26 97