昨年デンマークの新聞に
マホメット(ムハンマド)を風刺した漫画が掲載されたが
それが今年に入ってフランスでも騒ぎを起こしている。
フランスの新聞france soirは
イスラム諸国で起きているデンマーク大使館前でのデモや
デンマーク商品不買運動の様子を伝えるとともにこの風刺漫画を掲載した。
これを見たこの新聞社の筆頭株主が新聞社の責任者を解雇した。
これに対してフランスの数誌は表現の自由の一環として
宗教を風刺する権利を主張している。
ヨーロッパ各国でも数誌が風刺画を掲載し”表現の自由”を唱え、
ヨーロッパとイスラム諸国の対立が深刻化しているようにも見える。
フランスでは元来ギニョル(人形)とかで政治家、宗教家などを
かなり辛らつに風刺することが日常的に行われている。
そんな中でどうしてイスラム教だけそんなに狂信的に騒ぐんだ、
というような意見も聞かれる。
第三者的立場にいる私にはどちら側も
ただ持論の正当性を叫ぶばかりで対話する姿勢がないように思う。
まぁまぁおふたかたとも、そうきばらんと
ちょっとお茶でもどうです?
みたいな。
マホメット(ムハンマド)を風刺した漫画が掲載されたが
それが今年に入ってフランスでも騒ぎを起こしている。
フランスの新聞france soirは
イスラム諸国で起きているデンマーク大使館前でのデモや
デンマーク商品不買運動の様子を伝えるとともにこの風刺漫画を掲載した。
これを見たこの新聞社の筆頭株主が新聞社の責任者を解雇した。
これに対してフランスの数誌は表現の自由の一環として
宗教を風刺する権利を主張している。
ヨーロッパ各国でも数誌が風刺画を掲載し”表現の自由”を唱え、
ヨーロッパとイスラム諸国の対立が深刻化しているようにも見える。
フランスでは元来ギニョル(人形)とかで政治家、宗教家などを
かなり辛らつに風刺することが日常的に行われている。
そんな中でどうしてイスラム教だけそんなに狂信的に騒ぐんだ、
というような意見も聞かれる。
第三者的立場にいる私にはどちら側も
ただ持論の正当性を叫ぶばかりで対話する姿勢がないように思う。
まぁまぁおふたかたとも、そうきばらんと
ちょっとお茶でもどうです?
みたいな。
こりゃ,載せられないかも。
日本では表面化しにくい,宗教間の対立だけど,フランスとかは大変そう。
移民問題とか賃金問題とかいろんな不満が爆発しませんように。
巻き込まれないよーに,クールにね!(心配ご無用な気もしますが。。)
少なくともフランスの非イスラム教の人たちは宗教間の対立というよりは、”表現の自由”と”宗教”の問題ととらえているように見えます(テレビなどの報道の仕方はそう)。フランスはかつてカトリックから政治権力を分離させるのに苦心した経緯から、非宗教的国家(laique)として政教分離を前面に掲げています。”あなたが何を信じようと尊重はするけれども、他人にまでそれを押し付けるべきではない”という意識を背景に理論が展開されているようです。
他方、イスラム諸国でデモをしている人の主張を見ると”デンマーク、フランスよ、911を思い出せ”とか言っていたりしていて、イスラム諸国と西欧諸国の対立ととらえているようにも見えます。
それぞれが違う次元の主張を繰り返すばかりで対話になっていないとはそういうことです。どちらも彼らが根拠とする思想からすると”真っ当な”主張なので議論にならないんですね。日本のような第三者こそ”このままじゃあ解決どころか対立が深化するだけだよ”って双方をクールダウンさせて対話を始めさせられる立場にいるとおもうんだけどね。
なお風刺画は
http://permanent.nouvelobs.com/medias/20060202.OBS4859.html
から見ることができます。
が、風刺画としてもう少しクオリティーの高いものが多ければ大問題になるのもわかるけれどもなぁ、、、というレベルです。