日本盲人会連合近畿ブロック協議会スポーツ研修会に講師として招いていただきました。
昨年、神戸市視力障害者福祉協会で研修をさせていただき、その参加者であったスポーツ部長様より、今回のリクエストを頂きました。
今回は スポーツをしている人達の研修ということ…
知識としては 視力障害をお持ちの方のゴルフの事。
キャディさんの支持のもとに、100を切れるんですよね。
おそらく、私たち健常者よりも優れた身体能力をお持ちの方が多いのでは…と、今日は 学ばせていただく気持ちで、研修をさせていただきました。
会場につき、私が 部屋に入っても、だれも気づかぬ様子。
私も どの方が 代表の方なのか、わからずにキョロキョロしていました。
健常者は いない様子でした。
すると、なんとなくアチラこちらから 人が寄ってこられ・・・
「先生ですか?? こんにちは・・・・」
てな感じで、研修が始まりました。
今日のお題は 「スポーツとフィットネス」
ちょうど、プロ野球もオープン戦が始まり、ピン!ときた話と、つなげて内容を進めました。
キャンプに入る前、松坂投手は 「肩の準備は 十分整っています。」と・・・
井川投手も 「フィジカルは 順調に仕上がっています。」と・・・
そんな話題から、フィジカル? 身体を整える??ということについて話しました。
①そのスポーツをする体力が十分に備わっているか?
参加されているマラソン選手の方は 「毎回30キロ地点で脚がつる」と、おっしゃっていました。
身体の耐久性は 30キロ分しか備わっていないのでしょうね・・・
競技の練習だけでなく、身体づくりのためのプログラムが必要です。
そして、②競技や練習前後のウォーミングアップやクールダウンが出来ているか?
アマチュアスポーツでは このような事が ほとんど出来ていない現状で、障害を起こしやすくします。
「どこか、痛みを持っている人は…?」と、お聞きすると、ほとんどの方が挙手されました。
③スポーツ障害のケアを行えているか?
①②は コンディショニング、③は リ・コンディショニング。
“身体を整える”=コンディショニングから リ・コンディショニングまでのエクササイズを行っていただきました。
続いて…
今朝のスポーツニュースで、楽天の野村監督のコメントでピン!と来た事。
「一場投手は 腰で投げていない! 腰と言う字を帰って千回書きなさい!!」と話していました。
監督・コーチは 腰を使って投げることをどう指導されるかはわかりませんが、トレーナーの立場で、この言葉を聞き、分析すると・・・
a単に 動かし方が間違っているのか?→これは 監督やコーチの技術者にお任せしましょう。
b腰周辺の筋力・柔軟性がないのか?→ここから トレーナーの出番。
c腰周辺でなく、他の部分との協調性が悪いのか?
d他の部分に問題(足首、肩など)があるのか?
など、競技パフォーマンスに近い競技特性を考えたトレーニングについて、話を進めていきました。
最後の質疑応答は 色々ありましたが、私が “教えてほしいこと”
「片足立ちをしましたが、健常者と私たち視力障害・全盲者との違いは ありますか? こんなことは鍛えられるものなのでしょうか?」
…と言う御質問でした。
健常者は 片足を閉眼ですると、バランスを保つことが大変困難です。
しかし、参加者の皆さんは 長く立っていることが可能でした。
すでに、そんな能力は 鍛えられているのでしょう。
終了後、帰り道、代表の方(マラソンランナー)と、水泳選手、バレーボールをされている方と御一緒にお茶を飲みに行きました。
時計や携帯電話は 画面スレスレに目を近づけるのに、サッサと道路を歩かれるのです!?
おそらく、すれ違う人達は この人達が“見えていないことには 気づかないでしょう。
感心してしまいました。
感覚が 磨きぬかれているのでしょうね。
大変お聞き苦しいことですが、どのぐらい見えているのか?
生活での面など、色々なお話をお伺いしました。
水泳をされている方は 民間のスポーツクラブでトレーニングをしているのですが、効果が出ないので、トレーナーに質問すると…
「それ以上のことは パーソナルトレーニングを申し込んでください。」と、マニュアルどおりの答えしか帰ってこなかったそうです。
正しい重量設定ぐらいのことなど、基本レベルのことすら教えてもらえないなんてね!?!?
で、今度一緒に750円ジムに行って、トレーニングをする約束をしました。
私も教えてほしい事、新しく見つかりそうなことが 一杯なので…。
何より明るいパワーを感じました。
感動しました!!
ありがとうございました。
昨年、神戸市視力障害者福祉協会で研修をさせていただき、その参加者であったスポーツ部長様より、今回のリクエストを頂きました。
今回は スポーツをしている人達の研修ということ…
知識としては 視力障害をお持ちの方のゴルフの事。
キャディさんの支持のもとに、100を切れるんですよね。
おそらく、私たち健常者よりも優れた身体能力をお持ちの方が多いのでは…と、今日は 学ばせていただく気持ちで、研修をさせていただきました。
会場につき、私が 部屋に入っても、だれも気づかぬ様子。
私も どの方が 代表の方なのか、わからずにキョロキョロしていました。
健常者は いない様子でした。
すると、なんとなくアチラこちらから 人が寄ってこられ・・・
「先生ですか?? こんにちは・・・・」
てな感じで、研修が始まりました。
今日のお題は 「スポーツとフィットネス」
ちょうど、プロ野球もオープン戦が始まり、ピン!ときた話と、つなげて内容を進めました。
キャンプに入る前、松坂投手は 「肩の準備は 十分整っています。」と・・・
井川投手も 「フィジカルは 順調に仕上がっています。」と・・・
そんな話題から、フィジカル? 身体を整える??ということについて話しました。
①そのスポーツをする体力が十分に備わっているか?
参加されているマラソン選手の方は 「毎回30キロ地点で脚がつる」と、おっしゃっていました。
身体の耐久性は 30キロ分しか備わっていないのでしょうね・・・
競技の練習だけでなく、身体づくりのためのプログラムが必要です。
そして、②競技や練習前後のウォーミングアップやクールダウンが出来ているか?
アマチュアスポーツでは このような事が ほとんど出来ていない現状で、障害を起こしやすくします。
「どこか、痛みを持っている人は…?」と、お聞きすると、ほとんどの方が挙手されました。
③スポーツ障害のケアを行えているか?
①②は コンディショニング、③は リ・コンディショニング。
“身体を整える”=コンディショニングから リ・コンディショニングまでのエクササイズを行っていただきました。
続いて…
今朝のスポーツニュースで、楽天の野村監督のコメントでピン!と来た事。
「一場投手は 腰で投げていない! 腰と言う字を帰って千回書きなさい!!」と話していました。
監督・コーチは 腰を使って投げることをどう指導されるかはわかりませんが、トレーナーの立場で、この言葉を聞き、分析すると・・・
a単に 動かし方が間違っているのか?→これは 監督やコーチの技術者にお任せしましょう。
b腰周辺の筋力・柔軟性がないのか?→ここから トレーナーの出番。
c腰周辺でなく、他の部分との協調性が悪いのか?
d他の部分に問題(足首、肩など)があるのか?
など、競技パフォーマンスに近い競技特性を考えたトレーニングについて、話を進めていきました。
最後の質疑応答は 色々ありましたが、私が “教えてほしいこと”
「片足立ちをしましたが、健常者と私たち視力障害・全盲者との違いは ありますか? こんなことは鍛えられるものなのでしょうか?」
…と言う御質問でした。
健常者は 片足を閉眼ですると、バランスを保つことが大変困難です。
しかし、参加者の皆さんは 長く立っていることが可能でした。
すでに、そんな能力は 鍛えられているのでしょう。
終了後、帰り道、代表の方(マラソンランナー)と、水泳選手、バレーボールをされている方と御一緒にお茶を飲みに行きました。
時計や携帯電話は 画面スレスレに目を近づけるのに、サッサと道路を歩かれるのです!?
おそらく、すれ違う人達は この人達が“見えていないことには 気づかないでしょう。
感心してしまいました。
感覚が 磨きぬかれているのでしょうね。
大変お聞き苦しいことですが、どのぐらい見えているのか?
生活での面など、色々なお話をお伺いしました。
水泳をされている方は 民間のスポーツクラブでトレーニングをしているのですが、効果が出ないので、トレーナーに質問すると…
「それ以上のことは パーソナルトレーニングを申し込んでください。」と、マニュアルどおりの答えしか帰ってこなかったそうです。
正しい重量設定ぐらいのことなど、基本レベルのことすら教えてもらえないなんてね!?!?
で、今度一緒に750円ジムに行って、トレーニングをする約束をしました。
私も教えてほしい事、新しく見つかりそうなことが 一杯なので…。
何より明るいパワーを感じました。
感動しました!!
ありがとうございました。
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