元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

ハムストリングス

2010-05-21 23:13:47 | 身体
ゆうゆう体操は 体力測定実施中。
神戸教室の皆さん、大変成績がよろしゅうございます。
昨日、少し書きましたロコモティブシンドロームの心配はありません。

ロコモティブシンドロームは 運動器(筋肉・関節・神経・骨)の機能不全で歩けなくなる事です。
歩けなくなる前に姿勢を保持して立つ事も困難になりますから、見た目にも姿勢が悪くなります。
人の姿勢を見ただけでも、ある程度、どこの筋肉が弱く硬く、どこの関節に負担になり痛みが出やすいか…が分かります。
身体にある400もの筋肉は それぞれ、どこの骨を支えてどこの関節を動かすかという役割分担されています。

午後、神戸YMCA専門学校の授業・・・

1年生は 400もある筋肉の中から、ハムストリングスについて勉強しました。

「今日、ハムを食べましたか~?」

「ハムストリングスのスは 複数形のS・・・大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋を合わせてハムストリングス」

ハムストリングスは 太ももの裏にある筋肉。
お尻の坐骨から膝関節の下(脛骨、腓骨)に繋がって、収縮すると膝が曲がり(膝関節屈曲)、脚を後ろに蹴りあげます(股関節伸展)。
膝を伸ばし(膝関節伸展)、股関節を曲げると(股関節屈曲)、ハムストリングスが ストレッチされます。

寝転がって、膝を伸ばして股関節を曲げて脚を上げると、ハムストリングがストレッチされて、正常では床と垂直(90度)まで脚が上がります。
90度まで上がらない場合は ハムストリングスが硬くなっています。
これは 腰痛の危険サインでもあり、このポーズは 整形外科の腰痛検査でも行います。
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膝を曲げ、脚を後ろに蹴りあげる役割を持ちます。
運動会の父兄リレーで、久しぶりに走ったお父さんは 膝を曲げ、脚を振り上げ、猛ダッシュ!
しかし、普段は走らないものだから 肉離れを起こします。
肉離れを起こす筋肉は ハムストリングス。
ハムストリングスは 普段、あまり使われない筋肉だから、特に、お手入れをしたい場所です。
立ったり、歩いたりしているだけでも硬くなります。
ウォーキングのあと、1日の終わりには 特にストレッチしたい筋肉です。

手入れ・・・手を入れる。
身体を大切にする思いを込め、手を入れることで、脱ロコモティブシンドローム! ゆうゆう体操の皆さんのようなお身体が出来上がるのでしょうね。


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