元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

足は語る

2011-08-24 22:30:43 | 身体
夏の暑い間は サンダルを履いている人が多いので、思わず足ウォッチングをしてしまいます。

足の形は 生まれ持ってのタイプもありますが、身体の使い方が足の形に大きく影響しますので、足は 言わばその人の芸術作品と言ってもいいかもしれません。
立ち方、歩き方、運動量で足の形や機能が決まります。

道行く人で目立つのは 靴を正しく履いていなくて、足が変形し、歩き方が変化し、それを続けているために、スタイルにまで影響しているのですが、おそらく本人は 気づきもしていないでしょう。

スポーツ医学センターに来られる患者さんには 足を見せていただいています。
私の足コレクションも随分と増えてきました。 

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外反母趾が進行すれば、足の指や足の裏で強く踏ん張る事が出来きません。
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拇指で踏ん張らなくなると、小指側に体重をかける内反小趾という変形もあります。
小指側を硬く補強するためにタコや魚の目ができます。

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片側の足が変形した場合、変形した側で強く踏ん張らず、反対側の脚全体に頼り、反対側の膝が悪くなったりもします。
もちろん両方の膝が悪くなる可能性も高く、股関節や腰にも影響していきます。
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足の裏を左右均等に立てなくなってくると、軸も歪み、膝から下のスネの骨も歪みます。
(アキレス腱の縦ラインと、内くるぶし・外くるぶしをつなぐ横ライン、ひざの後ろの横シワに歪みが生じます)
アキレス腱をはじめ、ふくらはぎの筋肉も捻じれながら歪みます。
もちろん、筋肉の間を通る血管も捻じられますので、血行障害で冷えや浮腫みも起こります。
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これらの写真は 全て、膝・股関節・腰・肩が悪くなって受診された患者さんです。
足が悪くて受診されたのではありません。
果たして、どこからカラダが変形し、痛みの原因となったのか???

ひょっとして、正しく足を使い、正しく立ち、正しく歩く事で、全ての事が予防できるかもしれない・・・・
となると、、
『その靴の履き方、立ち方、歩き方、気をつけようよ!!』
と、街を歩きながら思います。


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