元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

寝相と姿勢  

2008-08-07 23:36:12 | 健康
マタニティフィットネスにて・・・
はじめに体調を確認します。
妊婦さん特有の不快症状として多いのが 浮腫みや脚の痙攣、腰痛など。
個人的に「ここが痛くなる!」と、場所を指定して教えてくれるのが、“骨盤”周辺。
恥骨であったり、仙骨のあたり、腸骨のあたり、しかも右だったり、左だったり、上だったり、下だったり・・・
さまざまでです。
骨盤は チューリップの花のように立体的で、色々な角度に開いたり閉じたりしています。その形は 人それぞれ個性的な形をしています。

今日ご参加のAさんは 左のヒップのあたりに手を置いて、「ここが痛くなる」と、おっしゃいました。
「妊娠するまえから、そのあたりに痛みがありましたか?」と聞くと、NO。
ということは この痛みは 妊娠との関連がありそう。。。

「この足、、何かを訴えているよ。」
開脚のストレッチをした時、Aさんの足が 私にヒントをくれました。
右足のつま先は 股関節と同じように外側に開いているのに、ヒップが痛いほうの左のつま先は 内側に閉じていました。

そして、ある事が思い浮かびました。
「Aさんは 妊娠前、うつぶせで寝ていませんでしたか? 
うつぶせで、左膝を曲げて、外側に開いていませんでした?」と聞くと・・・
当たり~!でした。

おそらくAさんの左側の骨盤は ベストなポジションより、前側に閉じがちだったのでしょう。
それを寝ている間に開いて、骨盤のベストポジションへとストレッチしていたのかもしれません。
妊娠前には その寝相整体(仮名)で骨盤のコンディションが整って、痛みがでなかったのかもしれません。
妊娠中は うつぶせ寝が できませんからね、、骨盤が リセットできず、ヒップに痛みが出るようになったのでしょう。
Aさん、早くうつぶせ寝がしたいでしょうね。
産後までの 我慢と、他のストレッチやエクササイズで代償してもらいましょう。

子供は 一晩の間に、グルグル回って寝相が悪いのですが、これも体の歪みを整える貴重な体操をしているのでしょうね。

本来、運動というのは 人間の体の内から自然発生するもので、体が教えてくれることがたくさんあるはずです。
最近、この寝相整体の考えをストレッチやマッサージのポジションに利用して効果を見ています。
人間の身体って、本当におもしろい!!


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