元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

列を崩すな~!!

2011-05-13 23:19:55 | 身体
連続テレビ小説「おひさま」で興味深いところは 70年ほど前の昭和初期の時代・・・
言葉使いの美しい事、服装がキチッとしている事、姿勢の良い事。
私が小さかった昭和40年代も、まだそれほど緩んでいなかったように思います。
先日、テレビで千原ジュニアさんが言った言葉「今の時代は “やわらか時代”・・・」が、ピタッと感じました。

姿勢が緩んでいる人が最近多いと思うのです。
高齢者であれば、年齢的な姿勢の変化は 仕方がないけれど、出歩いて元気な高齢者は 姿勢が良い人が多いです。
若者! 姿勢が緩んでいる人が多いです。
なぜか???
学校で、列を正す、自分を正す、姿勢を正す、真っ直ぐ並ぶ、きっちり歩く・・・小学校体育教育での「集団行動」が緩くなったのではないか?
と思って学校指導要領を調べたところ・・・
以前の指導要領では、集団行動は、「基本の運動」と「体操」の中に示されていました。
現在では それが改められ、「取り立ててバリバリやれ」から、「運動学習の中で機会をとらえてやれ」になったようです。
それに、「こら~! ちゃんと背すじをのばせ~!!」と、緩んでいる子にゲンコツ、ポン!は おそらく今の教育では 有り得ないでしょう。
そんな結果、体力も低下し、姿勢が悪く、生活習慣病が低年齢化し、改めて優しく丁寧に姿勢の指導を行わなければならなくなったのか、先日も学校保健教材で「正しい姿勢と歩き方」の原稿依頼があったり、小学校の特別授業でも「姿勢について」を依頼されるようになりました。
娘の小学校の運動会で行進や体操のダラダラさに驚いたものでした。
今は マーチングバンドで、姿勢正しくキビキビ行動する事を学んだので、良かった!!


さて、本日のYMCA専門学校の授業は 姿勢の評価⇒悪い姿勢の原因を知るための体力テストを行いました。
エクササイズを覚える前に、正しい姿勢でなければ、そのエクササイズは 安全かつ効果的ではなくなります。
かえって姿勢が悪いまま、エクササイズをすると、身体を悪くする事もあります。
先天的構造上のO脚、X脚などは別として、筋力低下など機能が原因で姿勢が悪くなっているケースが多いのです。

例えば・・・
片脚立ちをバランストレーニング、姿勢改善トレーニング、脚力向上のために行うことがあるでしょうが、姿勢が悪いまま行えば、あしや腰を痛めてしまいます。
↓つま先がうちに向き、体重が足底の外側に乗っています。
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「スネが痛い~~!!」
このような片脚立ちをする人は 普段立っている時も、このような形で立ったり歩いたりしています。
膝を曲げる動作では 股関節が内側に捻られ、骨盤・膝にも負担が掛かります。

脚のライン(配列)も変化します。
スネの外側に体重が掛かるため、スネの外側に筋肉が盛ってきます。
つま先が内に向くのは 左足のほうが強く、脚のラインも左右で違います。
気づかないでいると、身体は どんどん骨格の配列を崩し、関節痛や変形性関節症へと移行します。

列(骨格配列=姿勢)を正しましょう~!!



 


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