なにかガサゴソと妙な音がすると思ったら、
窓の外に置いてある水槽の中で
カメさんが冬眠からさめたところでした。
Kが小さいときに欲しがって買ったゼニガメです。
2匹買って、1匹逃げられ、残った1匹。
もう10年以上うちにいます。
最初5センチもなかった甲羅が、いまでは12センチくらい。
名前はなんとなくあるようなないような感じで
「カメさん」とか「カメキチくん」とか適当に呼ばれています。
(猫にはすぐ名前がつくのですが、カメはどうも…)
毎年11月末ごろにカメさんは冬眠してしまいます。
枯葉の下にもぐって、何も食べない。動かない。
ひたすら石のように、死んだように寝ている。
そして暖かくなるとこうして自分でゴソゴソと起きてくる。
ああよかった、今年も無事だったね。
ぬるい水にいれてやると、元気にジタバタ泳ぎます。
キャットフードをあげたら5粒ほど食べました。
(カメに猫の餌をやっていいのかどうかよくわかりませんが、
好きでよく食べるし、つまんで与えやすいし、
原材料は魚系だから、まあいいんじゃないかと。
市販のカメの餌はこまかくて食べにくそうなので)
冬眠のメカニズムってすごく不思議。
うーん、人間もできたら便利かもしれない。
でも、もしも人間が冬眠する動物だったら、
これほど文明は発達しなかったんじゃないでしょうか。
冬眠から覚めるたびに記憶がリセットされてしまいそうだもの。
カメさんはあと2匹いますが、種類が違うので
(ヒメニオイガメ、というのだったかな。
そっちはまとめて「トンガリカメさんズ」と呼んでいる)
少し寒がりらしく、まだ起きてきません。
もしもし。
そろそろ桜も咲きますよ。