閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

芽の月

2011-02-10 14:14:52 | 日々

ひさしぶりの雨が地面にしみこみ、一夜明けたら
山全体がほんのり色をかけたようになっていた。

木の枝の1本を見ても違いははっきりしないが、
たくさん重なったのを遠目に見ると、
そのあたりの空気がうっすら紅色がかっていて、
あきらかに春の支度とわかる。
やぶ椿の花のあいだにシルエットだけ見え隠れするメジロは、
一度さえずり始めたら自分でも止まらなくなった様子。

窓から見える餌台には、食欲旺盛なヤマガラが6羽ほど。
入れかわり立ちかわり来て、ヒマワリの種を1粒ずつ持っていく。
南京豆をひとつかみ混ぜてみたが、どうもヒマワリから先に
選んでくわえていくように見える。
なくなると、せわしなく循環する動きがぴたりと止まり、
それぞれにこちらを向いて「ないよ?」という顔をする。
ゴハンをくれるのは餌台ではなく、ヒトだと知っているのだ。
もしかしたら、さんちゃんより頭がいいのかもしれない。


SIONの「2月というだけの夜」を聴いている。
この人の歌は、耳になじむのに数週間から数か月、
本当に良さがわかるのに1年くらいかかったりもするけれど、
そのあとは何年でも飽きずに聴き続けることができる。
なにしろ数少ない猫科ミュージシャンのひとりであるし。

見逃していた映画をまとめてDVDで鑑賞。
「アバター」
「第9地区」
「インセプション」
「パブリック・エネミーズ」
1番目と3番目は、映画館で見たかった!という映画。
2番目は、大画面で見なくてよかった!という映画。
(いや、みんな面白かったけど、ね)


長く停まっていたものがいくつか、
偶然だけれど、時を同じくしてゆっくり動きだし、
なんとかここで流れにのせてやりたいところ。
昨年は、自分でもあきれるほど働かなかったので、
今年はしっかりやりましょう。
(たぶん言ってるだけ・・)

 

コメント
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