新刊です。『しゃっくり くーちゃん』
「kodomoe」2016年12月号の付録絵本が、白泉社から単行本になりました。
(前の記事は→こちら)
(これは付録の。表紙デザイン変わりました!)
これはもう、岡田千晶さんの絵が可愛い!の一言につきます。
主人公の猫のくーちゃんも、お友達の動物たちも、とってもキュートで個性的。
「しゃっくり」というのは、「くしゃみ」「あくび」などと比べると、外見ではちょっとわかりにくいです。
絵本で「しゃっくりをしているところ」を視覚的に表現するのって、むずかしいんですよね。
「しゃっくりを止めようとして息を止めているところ」なんて、さらにむずかしい。
(なぁんて、例によって全然考えずに書いた作者で…すみません;)
そこのところ、岡田さんはじつにうまく描いてくださっていて、「ひくっ!」というときのくーちゃんの表情とポーズが、もうたまらなく「しゃっくり」そのもの。
アニメのように動いたり音が出たりするわけでもないのに、「ひくっ!」と同時に「ぴょこっ!」と跳ねちゃう動きがありありと感じられ、まるでくーちゃんと一緒にしゃっくりしているような臨場感が…(笑)
こういうことができるのが、絵本の良さです。
しゃっくりのとまらなくなったくーちゃんが、いろんな「しゃっくりのとめかた」を試すのを、動物たちがかわるがわる手伝ったり、応援したり、一緒にやってみたり。
くーちゃんという子は、しっかりした意志の強そうな顔だちなんだけれど、ときどき甘えん坊の表情がのぞき、だからみんな放っておけず、ついつい世話を焼きたくなっちゃうんだろうな…。
そのお友達をひとりずつ順番に主役にすれば、またいくつもおはなしができそうな…そんな楽しい絵本であります。
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しゃっくりくーちゃん(コドモエのえほん) |
竹下文子・文 岡田千晶・絵 |
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白泉社 2017年9月 |
24ページ、18センチ角くらいの小さな絵本。
対象年齢が「1歳から」なので、カバーはなく、本のカドが丸くなっています。
(今年はどういうわけか8月から10月に本がかたまって出るので嬉しい大忙し!)