水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

炎の伸びる夜

2010年06月23日 21時09分40秒 | 詩編
 固い予想  意地を張る天狗   埼玉の夜はまだ更けない  手元の時計は  狂ったように  無邪気にそれらの針を回す  遠く  伸びる  記憶   力はいつのまにか底から湧き上がり  ただ 月日を重ねる    愛  与える  燃えよ  信仰   ソクラテス  の頬に真っ赤に浮かぶ  林檎  会うたび  力を増す  怪物    炎は  弛まず燃え尽くす . . . 本文を読む

世界が終わりを奏でる夜に

2010年06月23日 21時07分53秒 | 詩編
世界の終わりに 体重のすべてをかけ 逃れられない タイプの加速度 そこまで遠くのエリアではしゃぐといったわけでもなく 抜群 風そよぎ 舟は走り タイトな産声に世界は最後の 賭けをする ボートはぶらぶら空を漂う 味を付けるなら まだ先に 抵抗感を選ぶわけでもなく 会いたいと思って 風を切り裂く ポートモレスビーに さわやかな風が吹き 地上には 鮮やかに 花が咲く ブレない 意識にだけ 真実を 預 . . . 本文を読む