神聖なモノモノとの
連続的な出会いをもとに
僕は日常に不思議の種を
蒔く男
川が異世界の山麓を源とするかのように
怪しくドロドロと流れていく様を
僕は一刀両断して
流れる妄想を切ろうとして
それでも連綿と続く妄想に
嫌悪感を覚えて刀を仕舞い
滔々と流れる時間に希望を
はめ込みうつらうつらと踊る . . . 本文を読む
永遠を象徴するモノなんて
この世にはない
この「詩」でさえ
誰かの胃袋に投げ込まれて
じっくり消化されてしまう
明日を夢見ぬ若者は
少ないだろうが
消え去る前の生命を
前にして
怖気付かない若者もいない
今迫る今を
掴み取ることさえできれば
怖いものなどない
. . . 本文を読む