歯車たりうる魂の気高さは

意識と無意識の狭間で
眠りと覚醒の狭間で
泳ぐ魚はまるで僕

幸運と不幸の狭間で
喜びと悲しみの狭間で
惑う僕らはまるで魚

Hallo! 君は何処からやってきたんだい？
無理解と理解の間で
行き交う言葉は
僕らが抱く一個の幻想

お伽話のような結末を
何より望んでいるのは
僕らが一個の物語たり得るから

世界が狭く萎んでいこうと
僕らの意志は
遠く銀河の果てと繋がり
そこへ
いつかは
川の流れのように
悠然と帰っていくのだから
今は何も心配せずに泳ぐのだよ

社会の中で
歯車になるのは御免たって
歯車にならざるを得ないんだから
怖がらないで

宇宙の中の部品であるのと同じこと

ただ
あなたには意志があるという
ただそれだけの事実で
この世はどうにでもなるという楽観なら
辛うじて持ってもイイというものですから！