水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

君と会える日常

2017年02月01日 18時29分38秒 | 詩編
己の足が信じられなくて歩けない
夢の深さがまるでぬかるみのようで進めない
景色の向こうで白む街の風景が風景画みたいで動かない

がんぜない声を聞いた
確かにそれは妖精だった
ありふれた日常を舞う妖精だった
時を滑るように飛んでくるその艶やかな影は
僕の頭上を飛び回って
明日の穏やかな空を暗示した

ささやかなる天恵だった
典型なる天啓でもあった

僕は安心した

そして東の空に
   君は昇った

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