水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

曖昧な感情の行き先

2014年11月30日 20時01分01秒 | 詩編

 感情が
 暗闇の環状線を
 足早に走り抜けていく

 僕は緊張感を伴って
 我が心音が乱れるのを
 微かに察知する

 雪が高速道路上に
 ひらひら艶やかに舞い降りれば
 コンクリートの熱を僅かに奪う

 開いたままの心の窓も
 冬には部屋に寒気を送り込むでしょう
 僕の冷たい想像も
 熱を求めて彷徨うでしょう

 キリストの誓った
 血の盟約も
 僕はビーフステーキに置き換えて
 ディナーとして嬉々と平らげる

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