水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

晴れた日の幻想

2015年04月25日 22時09分09秒 | 詩編
 とにかく
 幻想なんです
 僕の庭の野菜たちは

 手に入るはずのない 
 怪しい種を
 一面に蒔いたのですから

 僕は太陽を背にして
 不敵な笑みを貌に浮かべた

 総合的に見れば
 怪しい
 朝のはじまりだった

 奇怪な亡者のマーチが
 街中に溢れかえっていた
 それで少し寂しかった

 希望なんて在りはしない と
 潔く諦めて
 秋も暮れゆく

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