水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

無残な最期

2015年04月25日 22時09分43秒 | 詩編
 落とした
 記憶よ
 まるでそれは
 溶け落ちる
 雪

 掠れていく声よ
 それはまるで
 息絶えようとする 
 ライオンの
 最後の
 それ

 答になどならぬ
 大した意味もない
 返答を
 僕は
 タバコの煙を
 吐き出す様に
 する

 何かが途切れてしまったのかもしれないが…

 にもかかわらず
 世界は
 電波を飛ばし
 僕を
 異世界へ
 誘おうとする

 時の応酬よ
 裁かれる日を
 夢見よ
 断罪する
 その神の手は
 僕の想像よりも
 遥かに美しいだろう
 
 その残酷な手は

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